2002年の入団以来、情感溢れる演技と歌声で魅了してきた、星組・麻尋しゅん。2002年の星組公演『プラハの春』が初舞台。初舞台のロケットでは、同期生と励まし合いながら作りあげたことがとても思い出深いと語ります。同年に星組へ配属。'03年バウ公演『恋天狗』の小天狗役は、麻尋にとって大きな役を任せられ、最初は訳も分からず驚きの連続だった。しかし、稽古中や本番では、とにかく無我夢中でやっていてたのが思い出深いという。そして、星組新人公演『王家に捧ぐ歌』のアイーダという女役を夢中で取り組んだと、懐かしそうに振り返ります。そして、特に印象に残っているのは『TCAスペシャル2004　タカラヅカ90』で、出演が決まった時の驚きと喜びを素直に語ります。また、新人公演では、本公演で主演の湖月わたるや、安蘭けいからの的確かつ温かい励ましの言葉により、とても勇気づけられたという。「これまでに多くの舞台に立ち、周りの人に色々な形で励まされ、たくさんのことを教えられたことが、私の宝物」と、熱く語る、麻尋しゅんの貴重なラスト・メッセージ。

主な出演者麻尋しゅん