1930年代初頭のマルセイユを舞台に、禁酒法時代のアメリカに高級ワインを密輸する計画を持つ粋でダンディな男と、マルセイユを浄化するために努力する清純な女の間に恋が生まれ、やがては偽札事件へと巻き込まれていく姿を描いたミュージカル。'07年花組・東京宝塚劇場・新人公演。作・演出は小池修一郎。新人公演担当は児玉明子。朝夏まなと、野々すみ花 他。14年振りにマルセイユに戻ったジェラール(朝夏／本役は春野寿美礼。以下同じ）は、突然一人の女がぶつかった事で、女を助けようとしていたマリアンヌ(野々／桜乃彩音）という婦人同盟のリーダ−と出会う。女を追ってきた港の貿易を仕切るスコルピオ派と、夜の歓楽街を支配するオリオン派の争いに巻き込まれるが、そこへ「夜の帝王」の異名をとるオリオンのボス、シモン(望海風斗／真飛聖)が登場する。そのシモンこそが、ジェラールが訪ねようとしていた幼馴染であった…。

主な出演者朝夏まなと、野々すみ花 他