アメリカの女流作家イーディス・ウォートンの代表作が原作。19世紀末ニューヨークの上流社会、自由を求める若き弁護士は、対照的な二人の女性の間で揺れながらも、憧れ続けた女性に手をのばすことはできず、自分のいるべき場所へと戻っていく。'02年宙組・東京特別・千秋楽。脚本・演出は植田景子。椿火呂花、ふづき美世、美羽あさひ 他。弁護士ニューランド・アーチャー（椿）の前に、婚約者メイ（美羽）のいとこエレン伯爵夫人（ふづき）が現れる。彼女は夫と離婚するためにヨーロッパから帰郷していたのだ。彼女の不思議な魅力に惹かれるニューランドだが、一族の人々から離婚訴訟を思いとどまるように彼女を説得するよう依頼される。意外にもエレンはそれを受け入れる。ニューランドは想いを断ち切るようにメイと結婚するが、エレンを忘れられない。しかし、メイに子供ができたことを聞いたエレンは、ニューランドの前から姿を消してしまう。

主な出演者椿火呂花、ふづき美世、美羽あさひ　他