宝塚歌劇の舞台に命を吹き込む演出家へのロングインタビュー。宝塚との出会いから最新作までを振り返りつつ内面を深く掘り下げます。第11回の出演は谷正純、聞き手は石井啓夫。理系が得意で一度は建築学科にすすんだものの映画への夢が捨てられず、映画学科に入り直したという経歴を持つ谷。入団当初、日本物を手がける演出家が少なくなってきたこともあり、日本物に取り組むようになり、歴史的にはあまり日の目を見ない人々を、「谷ヒューマニズム」とも言うべき熱い心で取り上げ、舞台化してきた。バウ作品デビュー作『散る花よ、風の囁きを聞け』から最新作『野風の笛』までの作品を通して、演出家としてのこだわりの部分を明らかにしていきます。どうぞお楽しみに！（2003年5月初回放送）

主な出演者谷正純、石井啓夫