2002年の入団以来、娘役として可憐な笑顔と演技でファンを魅力してきた、宙組・花影アリス。2002年『プラハの春』で初舞台を踏む。初舞台のロケットでは、同期生全員と舞台に立てたのが大切な思い出だと語ります。その後、宙組に配属されて間もなく宙組公演『傭兵ピエール』『白昼の稲妻』で役がつき、’04年宙組新人公演『ファントム』ではクリスティーヌ役という初ヒロインに抜擢される。最初は役がついたことに驚いたが、必死に勉強してきたことで自身にとって大きな転機となったと当時を振り返ります。そして、'06年宙組新人公演『NEVER　SAY　GOODBYE』でヒロインのキャサリン役を演じた花影は、この作品で新境地が見出したと語ります。その後、'08年宙組梅田芸術劇場公演『雨に唄えば』、'10年宙組バウ公演『Je Chante』でヒロインを演じた花影は、大好きな役で思い切り自分を表現できたと話します。「大きな役に恵まれて、誇りをもって宝塚歌劇の娘役として歩めたことが幸せだった」と、宝塚への熱い想いを笑顔で語る、花影アリスの貴重なラスト・メッセージ。

主な出演者花影アリス