09年8月に東京・大阪で開催された、退団を控えた瀬奈じゅんの宝塚生活最後のディナーショー。'09年・ホテル阪急インターナショナル。構成・演出は児玉明子。共演者は音姫すなお、城咲あい、憧花ゆりの。第一部は『ヒート・ウェーブ』より“Minnie The Moocher”、“Surprise Surprise”、“The Spider and the Fly（traditional）”などで大人の色気溢れる歌声とダンスを披露。そして、『エリザベート』より“キッチュ（Kitsh）”、『SPEAKEASY』より“昔二人は愛し合っていた（Zuhael Terballade）”などの思い出の曲をメドレーで披露。“Cocktail”、“KILLER-K”、“ME AND MY GIRL”などの明るいナンバーでは、会場からは手拍子も。最後に『グレート・ギャツビー』より“朝日の昇る前に”をしっとりと歌い上げると、会場は大きな拍手に包まれる。第二部は、芝居仕立てのコーナー<0（ZERO)>で構成。恋人（城咲）との待ち合わせに遅れてきた瀬奈は交通事故に遭い、神様（憧花）と天使（音姫）の待つ天界「ゼロ」へ…。最後は城咲とのタンゴ、ピアノの調べに乗せてラストダンスも披露。第3部（フィナーレ）は、“BAD AGAIN−美しき反逆−”、“すべての愛を”、そしてこのショーのために作られたオリジナル曲“0−ZERO−”が会場に響き渡る。アンコールはさだまさし作詞・作曲の“奇跡”。

主な出演者瀬奈じゅん