「ラ・メール」「詩人の魂」などで知られる、20世紀フランスの国民的歌手シャルル・トレネの若き日を描いたミュージカル。凪七瑠海の宝塚バウホール初主演作。作・演出は本作がバウホール公演デビュー作となる原田諒。'10年宙組・宝塚バウホール・千秋楽。凪七、花影アリス 他。1930年、パリのジョアンヴィル撮影所では、映画「マダム・デュバリーの最期」の撮影が行われていた。ある時、小道具係のシャルル（凪七）はある事件をきっかけに、主演のミスタンゲット（美穂圭子）の付き人・ジジ（花影）と意気投合する。その夜、シャルルと親友でピアニストのジョニー（鳳樹いち）はクラブ・カレッジインを訪れる。しかし、上演予定だったマイルズ・ブラザーズの演奏が中止となり、急遽シャルルとジョニーが即興で演奏することになった。彼らの音楽は人々を魅了し、クラブは大いに盛り上がる。その翌朝、シャルルとジジは偶然再会する。そこにミスタンゲットが現れ、一緒にいた2人は叱責される。その後、彼女の圧力により、シャルルは小道具係を突然解雇されてしまう。そんな折、シャルルとジョニーにミュージックホールでのデビュー話が持ち上がる…。

主な出演者凪七瑠海、花影アリス　他