夢溢れる“20世紀”を描く豪華レビュー。作・演出は村上信夫。'95年雪組・宝塚大劇場。一路真輝、花總まり、高嶺ふぶき 他。「第1・2場プロローグ」近未来の地球、2000年の地球のプリンス（一路）が、その100年を回顧して、世紀末の混乱で乱れた地球の深い哀しみを歌う。そして、20世紀の華やかな青春時代の夢を再び取り戻そうと、時を遡って旅に出る。「第5場夜のパリ」紳士A（轟悠）が歌い、紳士（香寿たつき、和央ようか、高倉京、安蘭けい）達が踊る…。「第6場巴里のアパルトマン」黒猫（高嶺）は鳥籠の鳥（花總）に恋をする…。「第8〜10場上海の恋」イギリスの武官（一路）が異国に来た歓びを歌う。雨の雑踏の中で彼は中国娘（花總）と出会い恋をするが、彼女はスパイ団の一味だった…。「第15〜18場トウキョウ・イリュージョン」'80年代の東京のディスコ。トキオ（一路）が歌い踊っている。彼に憧れている少女（花總）もいる。ディスコ・クイーン（香寿）がトキオを誘惑していく。ディスコ・クイーンは魔女となり、トキオを暗闇へと連れ込む。そこは、東京の地下で、悪霊（高嶺）の分身たちがトキオの魂を奪おうとする…など。

主な出演者一路真輝、花總まり、高嶺ふぶき 他