どんな時にもさまざまな夢を見せてくれるカクテル。美しく、ドラマティックなカクテルから受けるイメージを綴り合わせ、華やかにおしゃれにシェイクしたレビュー。匠ひびき主演で宝塚大劇場、東京公演に続いての上演となり、今作ではフィナーレに春野寿美礼のための新曲「すみれ色のカクテル」が登場し、黒燕尾で大鳥れいとデュエットダンスを披露する場面が加わった。花組主演男役・春野寿美礼のお披露目公演でもある。'02年花組・博多座。作・演出は藤井大介。春野、大鳥、瀬奈じゅん 他。オープニングは、ロイヤルデュエット（瀬奈、大鳥）から始まり、バッカス（春野）が登場。カクテル・キング（春野）、カクテル・クィーン（大鳥）を中心に、全員のカクテルを讃えた歌と踊り。そして、アルマニャックS（大鳥）を中心に、娘役だけの賑やかなカンカンのダンスナンバーとなる。「テキーラ<情熱>」では、バスケットボールチームの少年が恋人のエバ・グリーン（舞風）に見守られながら、試合に臨む。「リキュール<液体の宝石>」、大聖堂の中若い修道士（瀬奈）と愛の化身グラッド・アイ（春野）の陶酔のデュエットダンス。「ラム<興奮>」、南国の花が咲き乱れ、ジャマイカ・ジョー（春野）の“クンバンチェロ”など、お馴染みのラテンの名曲が歌い継がれる場面など。

主な出演者春野寿美礼、大鳥れい、瀬奈じゅん　他