アレクサンドル・デュマの小説を舞台化。17世紀、パリを舞台に鉄仮面伝説をもとに描く、ミステリアスで華やかな歴史ロマン。冷酷非情な暴君ルイ14世とその双子の兄フィリップの二役を、雪組トップスター音月桂が演じる。脚本・演出は児玉明子。'11年雪組・東京宝塚劇場・千秋楽。音月桂、舞羽美海、早霧せいな 他。フランスの民衆達は、冷酷無情な国王ルイ14世（音月）による絶対王政の下で苦しんでいた。前国王ルイ13世に仕え“三銃士”と謳われた英雄、アトス（未涼亜希）、ポルトス（緒月遠麻）、アラミス（蓮城まこと）は銃士隊を去り、今では共に闘ったダルタニアン（早霧）だけが、銃士隊長として現国王ルイに仕えていた。ある時、ルイはルイーズ（舞羽）という美しい娘に興味を持つ。彼女はアトスの弟ラウル（彩凪翔）の婚約者だったが、興味を持ったものは手に入れなければ気のすまないルイは策略をめぐらせ、ほどなくラウルは投獄される。そこには鉄の仮面に顔を覆われた謎の男が囚われていた。彼こそ、その存在を闇に葬られたルイと瓜二つの顔を持つ双子の兄フィリップ（音月）だった。

主な出演者音月桂、舞羽美海、早霧せいな 他