熱いリズム、燃え上がる恋、嫉妬の炎など、「熱」をテーマに繰り広げられる情熱的でエネルギーに満ちたダンシング・レビュー。'12年宙組・中日劇場。作・演出は藤井大介。大空祐飛、野々すみ花 他。「前夜 静寂（トランキロ）」、氷の世界で氷の女王（野々）と氷イエロたちが目覚める…。「第1夜 情熱（パシオン）」、真紅の大階段、グラドス（大空）が静かに、内なる情熱を込めて歌い出す。「第2夜 熱毒（ベネノ）」、一人残ったアパショナード（大空）が、ほてった熱を冷ますようにバラードを歌う。廃墟では、バンピロ伯爵（北翔海莉）を中心とした血の舞踏会が開かれる…。「第3夜 熱視線（ケンチ・オリャール）」、ヴァレンチノ（大空）の2番目の妻ナターシャ（七海ひろき）が彼を懐かしんで歌うと、ヴァレンチノが現れる…。「第4夜 熱帯夜（トロピコス・ノチェ）」、南国に咲き誇る花々が美を競い合い、カーニバルが始まる。蜜蜂の王アベハ（大空）が登場し、祭のボルテージは一気に上がる。夜になり、アベハの前に一輪の蘭オルキデア（野々）が現れ、2人は恋に落ち、静かに、情熱的に踊る…。

主な出演者大空祐飛、野々すみ花 他