“カノン”とは、メロディの掛け合いで盛り上げる音楽の手法。世界の名曲にまつわる、哀しみや希望などの“思い”を各場面の主題とし、一大音楽詩に織り上げたショー。作・演出は三木章雄。'11年花組・東京宝塚劇場・千秋楽。蘭寿とむ、蘭乃はな、壮一帆 他。第１景 Prologue〜永遠のカノン〜地中海の底深くに没した古代の宮殿に三人のスター（蘭寿、蘭乃、壮）が浮かび上がり、永遠に繰り返す愛−カノン−を歌う。第２景 Nocturne〜ヴォヤージュ〜孤独な男ピエール（壮）は、恋人たちで溢れる船上の宴で、一人の令嬢（実咲凜音）に出会う…。第３景 Agitato〜タンゲーラ〜ジェラス・ガイ（蘭寿）は美術館の絵画の中から現れたファム・ファタル（蘭乃）と運命的な出会いを果たす…。第４景 Cantabile in Jazz イタリアを舞台に繰り広げられる中詰。第５景 Vivace〜パシオン・ネグロ〜パシオン・ディオス<王>（蘭寿）とロマの男達は生きる喜び悲しみ苦しみを踊りに託して爆発させる…。第６景 Adagio〜祈り〜夜明け前の闇の中、愛を探す男（壮）と女（蘭乃）。やがて祈る人（蘭寿）が現れ、希望を探すように夢を求めて踊る…。第７景 CANON〜フィナーレ〜クラシックの名曲を集めスパニッシュフレイバーで繰り広げるフィナーレ。

主な出演者蘭寿とむ、蘭乃はな、壮一帆 他