狂騒の時代と称された1920年代のニューヨークを舞台に、ヨーロッパからの移民の青年の愛と野望の軌跡を描く。かつて一世を風靡した“ジーグフェルド・フォーリーズ”の豪華絢爛なレビューシーンを交えつつドラマティックに描いたミュージカル作品。宙組トップコンビの大空祐飛と野々すみ花のサヨナラ公演。作・演出は本作が大劇場デビューとなった原田諒。'12年宙組・宝塚大劇場・千秋楽。大空、野々、凰稀かなめ 他。マンハッタンの高級住宅地にある瀟洒な屋敷では、今宵も社交界の紳士淑女を招いたパーティが催されていた。この屋敷に住む男の名はアレクサンドル・ウォリスキー（大空）。ロシア貴族の末裔と自ら称し、青年実業家として巨万の富を築いていた。パーティーにピストルを手にした男が乱入し騒然となるが、駆けつけたニューヨーク市警の刑事アーサー（凰稀）らにより取り押さえられる。この頃ブロードウェイでは、“ジーグフェルド・フォーリーズ”の豪華絢爛なレビューが話題を呼んでいた。ジュディ（野々）もフォーリーズのスターになることを夢見てオーディションを受ける。しかし、主宰者のジーグフェルド（悠未ひろ）は劇場の経営に四苦八苦していた。そんな折、アレクサンドルはジーグフェルドに巨額の融資話を持ちかける…。

主な出演者大空祐飛、野々すみ花、凰稀かなめ　他