2014年に創立100周年を迎えた宝塚歌劇。小林一三翁が小さな温泉街に築いたパラダイスが今日に至るエンターテイメントに成長するまでの軌跡を、いくつかのテーマに分けて辿っていきます。今回のテーマは「宝塚歌劇とダンス」です。宝塚歌劇最初の公演は『ドンブラコ』でしたが、徐々に西洋の要素を取り入れてレビューを作り上げていきました。その中で欠かせないのが、やはりダンス。もともとは日本舞踊が中心でしたが、演出家の欧米留学を機にバレエやタップダンスが導入され、より多彩な作品が上演されるようになりました。また、羽山紀代美、謝珠栄など卒業生が振付家に転身したり、海外からの有名な振付家が招聘されるなど、バリエーション豊かなダンスを見せる劇団へと成長するに至りました。宝塚歌劇の魅力を語る上で語ることの出来ない「ダンス」の歴史を、宝塚賢人(汝鳥伶)の指導の下、真風涼帆と共に学んでまいります。後半では、星組公演『The Lost Glory−美しき幻影−』で振付けを務めたグスタヴォ・ザジャック氏が指導する稽古場に密着、また氏の貴重なインタビューもお届けします。お楽しみに！（2014年9月初回放送）

主な出演者汝鳥伶、真風涼帆