2004年、宝塚歌劇は90周年を迎えました。記念すべき90周年の幕開けには、記念祝舞『飛翔無限』が上演されました。宝塚歌劇ではこれまでさまざまな記念にちなんだ祝舞が創作されています。節目節目に創作される祝舞は、毎回特別な趣向が施され、厳粛かつ豪華な舞台となっています。今回の宝塚アーカイブスは、そんな宝塚歌劇の記念祝舞をお送りします。昭和39年、宝塚歌劇50周年には二つの祝舞が創作されました。１月には『舞拍子』、5月には天津乙女・春日野八千代のこれまでの日本物の舞台の名場面を盛り込んだ『宝寿』が上演されました。70周年にあたる昭和59年には『祝いまんだら』が上演されました。この作品は峰さを理の星組主演お披露目公演でもありました。また、平成5年には新宝塚大劇場のこけら落とし公演として『宝寿頌』が上演され、平成13年には新東京宝塚劇場のこけら落とし公演として『いますみれ花咲く』が上演されました。

主な出演者ナレーション：高ひづる