作・演出の小池修一郎のデビュー作として、1986年に杜けあきを中心とした雪組により宝塚バウホールにて初演。1992年に同じく杜主演にて再演され、共に大好評を博した作品。1920年代、世界中の女性を虜にした不世出の映画スター、“ラテン・ラヴァー”ことルドルフ・ヴァレンチノの半生をドラマティックに描く。'11年宙組・シアター・ドラマシティ。大空祐飛、野々すみ花　他。1913年、18才の青年ルディー、後のヴァレンチノ(大空）は、新大陸でいつの日かオレンジの実る丘を手に入れるという夢を胸に抱き、移民船で渡米する。様々な職業に就いたが、ニューヨークのダンスホール「マキシム」で、ラテン系の顔立ちとダンスの上手さでナンバー１ダンサーになる。しかし、マフィアに命を狙われることになりカリフォルニアへ。ハリウッドで映画のエキストラの職を得るが、ある日空腹のあまりオレンジを盗もうとして、シナリオ・ライターのジューン(野々）と出会う。ジューンがルディーを、役者が見つからずにいた映画「黙示録の四騎士」に紹介したことから、“ラテン・ラヴァー”ことルドルフ・ヴァレンチノが誕生することに…。

主な出演者大空祐飛、野々すみ花　他