中世イングランドを舞台に、伝説のアーサー王の聖剣「エクスカリバー」が再び現れ、新たな王が誕生するまでを描く。新しく誕生した宙組としての宝塚大劇場公演第1作。作・演出は小池修一郎。'98年宙組・宝塚大劇場。姿月あさと、花總まり、和央ようか 他。吟遊詩人アンドリュー（湖月わたる）が語り出す、昔話。かのアーサー王が死んで数百年たった頃のこと。魔法使いマーリン（大峯麻友）はエクスカリバーをブリタニア人のリチャード王に託すが、サクソン人のヘンリー（星原美沙緒）は妖女モーガン（夏河ゆら）と結んでブリタニアを征服し聖剣を奪ってしまう。置き去りにされた幼い王子は騎士スタイン（真中ひかる）に拾われ、ジェイムズと名づけられる。アイバンの森で騎士塾を開いているスタインの元で、ジェイムズ（姿月）はポール（朝海ひかる）ら仲間たちとたくましく成長する。ブルーム伯の姫ロザライン（花總）は、ヘンリーの甥クリストファー（和央）に連れられてヘンリーの宮殿に行く途中で逃げ出すが森で迷ってしまう。そこへジェイムズが現れ、運命的な出会いをする。／'98年に宝塚歌劇団第五の組として宙組がスタートした記念すべき公演のショー。シトラス、つまり、若々しさ、清々しさをテーマに、スタートにふさわしく、「誕生」、「飛翔」、「若葉」などの内容を取り入れている。'98年宙組・宝塚大劇場。作・演出は岡田敬二。姿月あさと、花總まり、和央ようか　他。若々しいテーマソングによるオープニング。「花占い」では、花占いの少女（花總）を中心に、花の精たちが歌い踊る。その後、姿月、花總、和央らで名曲をフィーチャーしたダンス「そよ風と私」と続く。クラシックの名曲で綴る「ノスタルジア」をはさみ、若葉や雛鳥の誕生から飛翔までをドラマティックにバレエで表現した「誕生」へ。「火の鳥」に扮した、初舞台生のロケット。ゴスペル調の音楽をベースにしたエネルギッシュな歌とダンスの「明日へのエナジー」に続いて、姿月・花總コンビのデュエットからパレードへ。

主な出演者姿月あさと、花總まり、和央ようか　他