20世紀最高の報道写真家と称されたロバート・キャパの半生を綴ったミュージカル。激動の時代に、真実を写し人々に伝えることを自らの使命とし、最前線でカメラを手に戦った一人の男の情熱と生き様をドラマティックに描く。2012年に凰稀かなめの主演により宝塚バウホールで初演され、好評を博した作品を中日劇場公演用にアレンジし、ブラッシュアップして上演。作・演出は原田諒。'14年宙組・中日劇場。凰稀、実咲凜音 他。1933年、ベルリン。アンドレ・フリードマン<後のロバート・キャパ>（凰稀）は、フォト・ジャーナリストとしての成功を夢見て、親友のチーキ（七海ひろき）と共にパリへ向かう。通信社の臨時雇いとなるも、そこでの仕事はジャーナリズムとは程遠いものであった。そんな現実に失望するアンドレだったが、シム（星吹彩翔）とアンリ（桜木みなと）という二人の写真家と知り合い意気投合する。ほどなくして、アンドレの下を、ゲルダ（実咲）が訪れる。ジャーナリストである彼女は、アンドレが写した写真に秘められた強さに惹かれ、共に仕事がしたいと訪ねてきたのであった…。

主な出演者凰稀かなめ、実咲凜音　他