71年初演、'99年の再演時に芸術祭優秀賞を受賞した秀作。10世紀中頃の朝鮮半島を舞台に悲恋を描く。'99年星組・宝塚大劇場・新人公演。脚本・監修は植田紳爾、演出は谷正純。新人公演担当は児玉明子。真飛聖、秋園美緒 他。10世紀半ばの朝鮮半島。半島全体を支配していた高麗は、隣国女真国から頻繁に侵攻を受けていた。その戦いの中、女真国に囚われられた高麗の娘・万姫（秋園・本役は星奈優里）と、彼女を愛する二人の男、高麗の武将・朴秀民（真飛・本役は稔幸）と女真国の将軍・チャムガ（朝澄けい・本役は絵麻緒ゆう）。歴史に翻弄される三人の愛と葛藤を描く。二人の愛に挟まれ苦悩する万姫、敵同士として戦いながらも互いを認め合う朴秀民とチャムガ。そして、ついに決戦のときが来る。

主な出演者真飛聖、秋園美緒　他