014年に創立100周年を迎えた宝塚歌劇。小林一三翁が小さな温泉街に築いたパラダイスが今日に至るエンターテイメントに成長するまでの軌跡を、いくつかのテーマに分けて辿っていきます。今回のテーマは、ずばり「男役の成り立ち」です。宝塚歌劇の第1回公演は『ドンブラコ』、当然主人公は桃太郎です。その頃から男役は存在していたのでしょうか？答えは「ノー」です。男役とは、宝塚歌劇が様々な試行錯誤を重ねて成長を続けるうちに、自然に成り立って行った存在なのです。では、自然な成り行きで今のような「男役のスタイル」が完成されていったのでしょうか？これも答えは「ノー」です。宝塚歌劇において大きな役割を果たしたある人物が、男役という存在をさらに洗練させていったのです。世界で唯一、女性だけの劇団だからこそ生まれた「男役」。宝塚歌劇の魅力の柱となる「男役の成り立ち」を、宝塚賢人（汝鳥伶）の指導の下、望海風斗と一緒に学んでいきたいと思います。どうぞご期待ください。

主な出演者汝鳥伶、望海風斗