宝塚歌劇の歴史を彩ってきたスターたちにスポットをあて、現役当時のエピソード、改めて感じた宝塚の魅力などをインタビューでお届け。今回は元花組トップスター・松あきらの登場です。松は1966年月組公演『日本の四季』『ファンタジア』で初舞台。翌年、星組に配属。下級生時代より華のある若手男役として注目され、新人公演でも何度も主役を務めました。1973年花組に組替えになり、1978年『遥かなるドナウ』『エコーズ』で花組トップスターに就任。日本舞踊を生かした日本物の芝居やショーなどで人気を博し、代表作には『ヴェロニック』『紅はこべ』『舞え舞え蝸牛』『友よこの胸に熱き涙を』などがあります。1982年、芸術祭賞大賞を受賞した『夜明けの序曲』で宝塚歌劇団を退団しました。退団後は参議院議員として、数々の要職を務めました。101周年の宝塚を観て、「ダンスや歌など芸事だけでなく、人間的な試練も乗り越えて舞台で輝くのが宝塚の魅力。小林一三先生の教えを大切に、これからも益々発展して行ってほしい」と語る松。宝塚への想いをたっぷりと語ります。ナレーションは花組・鳳真由です。（2015年4月初回放送）

主な出演者松あきら／ナレーション：鳳真由