近年上演された、本公演以外の作品を取り上げ、一つの作品に隠された出演者達の見えざる苦労や工夫、こだわりのポイントなどに着目。舞台人として豊富な出演経験と確かな技術を持つ、宝塚のスペシャリスト、専科の“マイスター”と、当時その作品に出演していたゲストとで、より深く、新しい見方による作品の楽しみ方を伝授する、トーク番組。第1回は、2013年7月に上演、蓮水ゆうやと七海ひろきのW主演で話題になった、宙組バウホール公演『the WILD Meets the WILD』をご紹介。作・演出は生田大和で、19世紀末のゴールドラッシュにわいた、アメリカ南西部の街を舞台にくり広げられる、宝塚版ウェスタン活劇です。そして、今回のマイスターは、幅広い芸域を持つ、専科の英真なおき。ゲストは、七海ひろきが演じたベンジャミンの父親で鉱夫のリーダー役だった、宙組の凛城きら。トークで英真が挙げたポイントは、「W主演」、「アクション」、「父親役」、「一体感」。当時はまだ研8で、上級生の父親役を演じることになった、凛城―。当時の苦労などを振り返りながら、実は初顔合わせのふたりによる、弾むトークは必見です。今ではもう、少し懐かしく感じられる作品を、特化した役を中心に分析、発見や納得と共に新鮮に味わいなおせるこちらの番組、どうぞお楽しみに。（2015年7月初回放送）

主な出演者マイスター：英真なおき／ゲスト：凛城きら