近年上演された、本公演以外の作品を取り上げ、出演者達の見えざる苦労や工夫、こだわりのポイントなどに着目。専科の“マイスター”と、当時その作品に出演していたゲストとで、より深く、作品の楽しみ方を伝授するトーク番組。第3回は、2014年6月に宝塚バウホールで上演された、花組『ノクターン』をご紹介。脚本・演出は原田諒で、１９世紀ロシアを代表する文豪、イワン・ツルゲーネフの小説「初恋」を原作とし、初恋の甘酸っぱくもほろ苦くもある想いや、親子の葛藤を描いた詩情豊かな文学作品です。そして、今回のマイスターは、２回目の登場となる、英真なおき。ゲストは、柚香光演じる主人公ウラジミールの父親、ピョートル役だった、花組（放送当時）の瀬戸かずや。今回、英真が挙げたポイントは、「色香あふれるラブシーン」、「親子による三角関係」、「振り回される男たち」、「黒燕尾のダンスシーン」です。当時、研11で2度目の父親役、息子の年齢は高め、自由奔放で女性関係も派手なセクシーな男性像に挑戦した、瀬戸―。当時のことを掘り下げて語りつつ、ユーモアやセクシーさ！？も感じられる、ふたりの和やかなトークは、必見です。今ではもう、少し懐かしく感じられる作品を、特化した役を中心に新鮮に味わいなおせ、出演者ふたりの初顔合わせの妙も感じられるトークを、どうぞお楽しみに。（2015年9月初回放送）

主な出演者マイスター：英真なおき／ゲスト：瀬戸かずや