近年上演された、本公演以外の作品を取り上げ、出演者達の見えざる苦労や工夫、こだわりのポイントなどに着目。専科の“マイスター”と、当時その作品に出演していたゲストとで、より深く、作品の楽しみ方を伝授するトーク番組。第8回は、2014年に宝塚バウホールで上演された、星組『かもめ』をご紹介。ロシアの作家・チェーホフの戯曲を初めて宝塚で舞台化、脚本・演出は小柳奈穂子が務め、専科から美城れんと星組メンバーの総勢20名で演じきった挑戦作です。そして、今回のマイスターは夏美ようで、ゲストは、人気作家のトリゴーリン役を演じた、天寿光希。今回、夏美が挙げたポイントは、「一言一会〜セリフの奥深さ」、「悲劇と喜劇のはざまで」、「宝塚ならではの演出」です。以前、夏美が花組組長だった際、初舞台生としてお世話になったという天寿−。夏美のあたたかさや鋭い感受性、天寿の明晰な受け答えが光るトークは、自然と聞き入り、必見です。今ではもう、少し懐かしく感じられる作品を、特化した役を中心に新鮮に味わいなおし、楽しめる30分、どうぞお楽しみに。（2016年2月初回放送）

主な出演者マイスター：夏美よう／ゲスト：天寿光希