オスカー・ワイルドの喜劇「まじめが肝心」を原作に、1960年にオフ・ブロードウェイで上演された、陽気でお洒落なミュージカル。宝塚歌劇では2005年に宝塚版が、瀬奈じゅん主演により梅田芸術劇場メインホールで、樹里咲穂主演により日生劇場で上演され好評を博した作品。日本語脚本・歌詞、演出は木村信司。'15年花組・東京国際フォーラム。明日海りお、花乃まりあ 他。ロンドン滞在の田舎貴族アーネスト（明日海）は、貴族令嬢グウェンドレン（花乃）に夢中。友人のアルジャノン（芹香斗亜）のところへ、従兄妹である彼女とその母のブラックネル夫人（悠真倫）が来ると知り、今日こそプロポーズしようと訪れる。ところがアルジャノンはアーネストに彼が忘れたシガレット・ケースを突きつけ、ケースに刻まれた「ジャック伯父様へ。小さなセシリーより。深き、愛を込めて」について問いただす。アーネストは実は養子で、養父の孫娘セシリー（城妃美伶）の後見人となっていた。しかし後見人という立場は息が詰まる。そこでアーネストという架空の弟を作り、ロンドンではアーネストを名のっていたのだった…。

主な出演者明日海りお、花乃まりあ 他