宝塚歌劇の歴史を彩ってきたスターたちにスポットをあて、現役当時のエピソード、改めて感じた宝塚の魅力などをインタビューでお届けします。今回は元雪組トップスター・音月桂の登場です。音月は1998年宙組公演『エクスカリバー』『シトラスの風』で初舞台を踏み、雪組に配属されました。下級生時代より現代的で華のある容姿で注目され、研究科3年目に『猛き黄金の国』で新人公演で初主演を務めてから、新人公演の主演を5回務めました。また、宝塚バウホール公演で、トリプル主演、ダブル主演を経て、2006年には『やらずの雨』で初の単独主演を務めました。その後も、AQUA5に参加するなど雪組の主要メンバーとして活躍を続け、2010年に雪組トップスターに就任しました。歌、ダンス、芝居と三拍子そろった実力派トップとして人気を博し、そして2012年『JIN−仁−』『GOLD SPARK！−この一瞬を永遠に−』で宝塚を退団しました。退団後は、女優としてテレビドラマや映画、舞台で活躍を続けています。音月は「宝塚も時代と共に変わっていく・・・枠をはみ出したり冒険することも大切だけど、根本にある小林一三先生の“清く、正しく、美しく”という原点の精神だけは絶対に忘れないでほしい」と語ります。ナレーションは雪組の真那春人が担当します。（2016年5月初回放送）

主な出演者音月桂／ナレーション：真那春人