宝塚歌劇100年の歴史が紡ぎ出した伝統に日本古来の美をちりばめて、時にクラシカルに、時に現代的なビートで繰り広げるレヴュー。作・演出は稲葉太地。'15年花組・東京宝塚劇場・千秋楽。明日海りお、花乃まりあ、芹香斗亜 他。第1楽章「序曲 銀河の花」銀河を漂う星々の中にファンタジアS（明日海）が姿を現す。彼は銀河に命の花を咲かそうと歌う。第2楽章「幻想曲 花！」銀河に咲いた花、それは地球。銀河から大地に降り立つファンタジアSを純白の仲間たちが迎える。ファンタジアSの歌に乗せて、生まれたばかりの生命たちはこの世の春が如く踊り始める。第3楽章「浪漫 波の花」波濤の中から旅人A（瀬戸かずや）、旅人（鳳月杏・水美舞斗）が顔を出す。旅人たちが歌う間に波は様々な形に姿を変える。第4楽章「摩天楼 夜の華」ソフト帽を被り、ゴールドのスーツに身を包んだファンタジアS（夜の華）（明日海）が、仲間たちと摩天楼の夜に艶やかな華を咲かせる。第5楽章「籠球男子 アオイハナ」学生(芹香）は想いを寄せている女の子に告白をするが、バスケットの試合で一回でもシュートを決めたら考えてあげてもいいと言われてしまい…。第6楽章「祝祭 百花繚乱」祝祭の女S(花乃）がこれから始まる祭りを歌うと、妖しげな美しさに満ちた花魁スタイルのファンタジアS（麗花）（明日海）が登場。麗花は見目麗しいタキシード姿の男に変身し、総踊りへと発展していく…など。

主な出演者明日海りお、花乃まりあ、芹香斗亜 他