1996年に雪組で上演されて以来、宝塚歌劇屈指の名作ミュージカルとして再演がなされている『エリザベート−愛と死の輪舞−』。上演20周年となる今年、満を持して宙組が9度目の再演に挑むに当たり、朝夏まなと、実咲凜音、真風涼帆らがウィーンを訪ね、ゆかりの地を巡ります。「音楽の都」と称されるウィーンですが、美しく整備された街並みを作ったのが、ミュージカルにも出てくる皇帝フランツ・ヨーゼフI 世。2016年はフランツ没後100年の年でもあり、各地で特別展が開かれていました。また、ウィーン市内にはエリザベート像や彼女の肖像画を入れたお土産が各地で売られており、皇帝夫妻がいかに現在でもウィーンの人々に愛されているかが伺えます。そんな、各地に残されたハプスブルグ家にゆかりの深い名所を巡る他、ウィーン版ミュージカルに携わった多くの人々とも対面し、交流を深めていきます。3人が旅を通して『エリザベート』という作品への理解を深めていく様子を、どうぞお楽しみください。

主な出演者朝夏まなと、実咲凜音、真風涼帆