近年上演された、本公演以外の作品を取り上げ、出演者達の見えざる苦労や工夫、こだわりのポイントなどに着目。専科の“マイスター”と、当時その作品に出演していたゲストとでより深く、作品の楽しみ方を伝授するトーク番組。第14回は、2015年2月に上演された、月組『Bandito −義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ−』をご紹介。作・演出は大野拓史で、1940年代、舞台はイタリアのシチリア島に実在した山賊をモデルに、波乱に満ちた彼の生涯を描く、宝塚オリジナルの作品です。今回のマイスターは夏美よう、ゲストは、影のあるマフィア、ヴィトー・ルーミア役を演じた、宇月颯です。ずっと憧れていた、大人っぽさや影のあるダークな役どころで、思い描く理想に近づけようとかなり苦労したと語る、宇月―。男役として敬愛する夏美と、男役への想いがにじむふたりの奥の深いトークは、必見です。番組中には、夏美のあたたかい言葉が宇月の胸に響き、思わず涙してしまったシーンも。今ではもう、少し懐かしく感じられる作品を、特化した役を中心に新鮮に味わいなおし楽しめる30分、どうぞお楽しみに。（2016年8月初回放送）

主な出演者マイスター：夏美よう／ゲスト：宇月颯