近年上演された、本公演以外の作品を取り上げ、出演者達の見えざる苦労や工夫、こだわりのポイントなどに着目。専科の“マイスター”と、当時その作品に出演していたゲストとでより深く、作品の楽しみ方を伝授するトーク番組。第17回は、2015年に上演された、花組『風の次郎吉−大江戸夜飛翔−』をご紹介。作・演出は齋藤吉正で、江戸時代後期を舞台に、時代劇でおなじみの江戸のヒーロー・鼠小僧や遠山金四郎が活躍する、“宝塚版・鼠小僧”とも言える、痛快な宝塚オリジナルの時代劇です。今回のマイスターは英真なおき、ゲストは呉服問屋・橋本屋の番頭見習いである三郎太を演じた、水美舞斗です。キャラクター的に濃い登場人物が多い中で、一見すると地味に見えかねない、純粋な二枚目男役に挑んだ、水美−。このところ共演作が続き、親和性の高いふたりが、作品同様に明るく自然に盛り上がり、真面目にくり広げるトークは、どこも聞きごたえ十分です。今ではもう、少し懐かしく感じられる作品を、特化した役を中心に新鮮に味わいなおし楽しめる30分、どうぞお楽しみに。（2016年11月初回放送）

主な出演者マイスター：英真なおき／ゲスト：水美舞斗