2003年に、タカラヅカ・スカイ・ステージ開局1周年を記念して開催された専科・樹里咲穂のコンサート「JUBILEE-S」の日本青年館での千秋楽の模様をお送りする。ストーリー仕立てのコンサートで、樹里がそのエンターテイナー振りをいかんなく発揮。構成・演出は藤井大介。共演者は、麻愛めぐる、牧勢海、聖れい、舞咲りん、凰稀かなめ、緒月遠麻、晴華みどり、沙央くらま、早花まこ、大湖せしる、純矢ちとせ、大月さゆ。現代のニューヨーク、ギャングのJ-BOY（樹里）は、ボスの女に手を出し、追われる羽目に陥る。そこに現れたミスターX（牧勢）に渡された鍵を使って扉を開けると、そこは80年前のニューヨークであった。彼が入り込んだ店「ライムライト」は、支配人兼司会者兼振付師のラブリー（麻愛）、スターダンサーのベル（舞咲）、シンガーのテリー（凰稀）、コメディアンのセイント（聖）とクラーク（沙央くらま）、ダンサーのセシル（大湖）とジャニー（純矢）、新人ダンサーのミリー（大月）など個性豊かなメンバーが揃っていた。しかし、大赤字の店は、手下のトーマス（緒月）とキャビィ（早花）を連れた地上げ屋のミス・ファイン（晴華）に狙われていた。

主な出演者樹里咲穂