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番組詳細

舞音-MANON- ('16年月組・東京・新人公演)

アベ・プレヴォ作「マノン・レスコー」のミュージカル化。舞台を20世紀初頭のフランス領インドシナに置き換え、将来を嘱望されるエリート海軍将校が、自由奔放に生きる美少女マノンに魅せられ、その愛に翻弄されるドラマティックなラブストーリー。脚本・演出・新人公演担当は植田景子。'16年月組・東京宝塚劇場・新人公演。朝美絢、叶羽時 他。1929年夏。フランスの若きエリート海軍将校シャルル(朝美/本役は龍真咲。以下同じ)は、インドシナ駐在を命じられ、駐屯地サイゴンの港に到着する。エキゾティックで魅惑的な街の喧騒と、大河から流れ込む湿っぽい風。シャルルは、今までに感じたことのない強い運命の力が、自分を未知の世界に導いていくかのような不思議な予感にとらわれる。そんな彼の前に、黒髪の美少女(叶羽/愛希れいか)が現れる。彼女は、裕福なフランス人の父とインドシナの女との間に生まれ、富裕層の男たちの心を捉え蝶のように飛びまわる“舞音(マノン)”と呼ばれる踊り子だった…。

主な出演者朝美絢、叶羽時 他

放送日時

  • 植民地の魂を。
    投稿者:ごはんはおかず
    美しい悲恋の話でもありますが、この舞音はインドシナにルーツを持つ人間の底力にとにかく心を動かされます。植民地で虐げられていても愛国心は奪えないのです。先住民の大合唱の熱量は圧倒的で、そこに混ざれないシャルル。愛していてもマノンの、蓮の花の咲く泥沼までは知る事は決して出来なかったのですね。曲も水の流れのような調べで美しく、とても奥深く何度も観たい作品です。
    投稿日時:2021年03月27日
  • 待ってました。
    投稿者:かな
    数年前に放送を視聴。  朝美さん叶羽さんの瑞々しい演技に一気に引き込まれ 素晴らしい楽曲と 台詞。マノンの蓮の花を語る切なさとラスト。気付いた時には タオルを手に号泣していました。以来 録画していればと放送をずっと待っていました。
    投稿日時:2021年03月27日
  • 美しい軍服姿、だけどそれだけじゃない
    投稿者:月子
    朝美絢さん演じる主人公シャルルは、本役龍真咲さんのシャルルよりもより真面目で恋愛に不慣れなように見えました。
    育ての親の令嬢と婚約をし、仕事ぶりも評価されて順風満帆だったシャルルの人生。
    マノンとの出会いによって変わっていくことは、堕落や失敗のようにも見えるけど、本当の心を知ることなく自分を型にはめて生きてきたシャルルが悩み苦しみながら本当の愛を知り、人として成長する姿を丁寧に誠実に演じる朝美さんの姿に共感しました。
    目を背けていたもうひとりのシャルルを演じる、英かおとさんの無言のダンスのみの表現は、ロミオとジュリエットの死のようにシャルルをいざない、見事です。
    親友役の蓮つかささんの心優しく誠実な役作りも素晴らしい。
    楽曲が難しく、ロングトーンの伸びは課題が残りますが、本公演とは少し違った役作りから見えるもうひとつの舞音として、胸に残る公演でした。
    投稿日時:2021年03月27日

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