華やかな宝塚歌劇の舞台を支えるスタッフをクローズアップする番組。第19回は振付家・ケンジ中尾が作品が生まれるまでの過程、思い出深い作品などを語ります。聞き手は竹下典子。両親がダンス教師、姉が専科の磯野千尋というダンス一家に育った中尾。「アメリカン・ダンス・マシーン」の来日公演で、日本人ダンサーのオーディションに見事合格し、その後渡米。同カンパニーのメンバーとしてブロードウェイだけでなく、世界中の舞台でダンサーとして活躍します。宝塚歌劇に関わるきっかけは、大浦みずきの退団公演『ジャンクション24』での振付のアドバイスしたことが最初。その後、正式にスタッフとして加わったのは'95年花組バウ公演『チャンピオン！』より。様々なダンスに精通し、日本における「シアターダンス」の先駆者でもある中尾が、自身の振付方法について、宝塚歌劇について、男役のダンスについて熱く語ります。

主な出演者ケンジ中尾（振付）、竹下典子