“手仕事”でさまざまなモノづくりに挑戦する女性作家を取り上げ、その作品はもちろん、独自のこだわりや情熱、生き方や夢を、男役スターがキラリとご紹介する番組。第21回は、京都府在住の陶板画作家・河原尚子氏を、綾凰華が訪ねます。まず、河原のショップ「SIONE」に足を踏み入れ、白を基調とした美しい器の数々、明るいくつろぎの空間、河原の作品である陶板画を初めて間近で目にした綾は、素直に感嘆の声を上げます。特に、鮮やかな印象を持ちながら繊細で独特の配色、物語性のあるテーマを元に創作された陶板画の奥深さに、感心しきりです。そんな綾は番組中で、“器への絵付け（金彩）体験”に挑戦！図工は得意だったという綾ですが、穂先の長い細筆を使っての作業は思うようにいかない瞬間もあり、綾らしいリアクションが次々と飛び出します。そんなほほ笑ましい愛らしさ、体験中の全リアクションはどれも必見です。初めての出逢い、完全に異業種のはずのふたりですが、作品を、舞台を創り上げていく根底に共通する理解や共感があり、それぞれに関心を寄せ合い、終始笑顔の絶えない和やかなトークをくり広げます。目に見える愛嬌や雰囲気の柔らかさと、内に秘めて募らせる男役への強い意識や展望が見え隠れする、そのアンバランスさに目が離せない綾と、はんなりとした風情の中に、物事への深い洞察力と見識、柔軟さと強さ、あたたかさと冷静さを併せ持ち、一作家以上の広範囲で活躍する河原による、啓蒙と発見、美しさと癒やしに満ちた30分―。出演スターの垣間見える素で自然に和みながら、存分にお楽しみください。（2018年4月初回放送）

主な出演者河原尚子（陶板画作家）、綾凰華