ロシア革命前夜という一つの時代の終わりに生きる人々の盛衰をドラマティックに描く。作・演出、新人公演担当は上田久美子。'17年宙組・東京宝塚劇場・新人公演。瑠風輝、鷹翔千空 他。1915年、冬。ロシア最後の皇帝ニコライ二世の従兄弟で将来を嘱望される有能な軍人ドミトリー（瑠風／本役は朝夏まなと。以下同じ）は、皇帝一家の身辺を護るため、帝都への転任を命ぜられる。帝都では、ラスプーチン（留依蒔世／愛月ひかる）という怪僧が皇后に取り入り、政を思うままに操っている。しかしドミトリーは、民衆の憤懣を鎮める為には前線で身を挺して戦うべきではないかと帝都行を躊躇う。そんな彼に、皇后の妹で故大公の妃イリナ（夢白あや／伶美うらら）は、皇帝一家の相談相手となり事態を好転させて欲しいと願う。一方、ドミトリーの旧友でロシア最大の貴族の嫡男フェリックス（鷹翔／真風涼帆）は、ラスプーチンに奪われた権勢を取り戻そうと大胆なクーデターを計画していた…。

主な出演者瑠風輝、鷹翔千空 他