宝塚歌劇の舞台を支えるスタッフを、作品を生み出す過程、思い出に残るエピソードなどを通じてクローズアップ。第21回は狂言の茂山忠三郎、聞き手は竹下典子。重要無形文化財保持者である茂山氏は、1965年に四世忠三郎を襲名、1992年に紫綬褒章を受章。1994年には京都府文化賞功労賞を、2001年には文化庁芸術祭大賞を受賞。2003年には旭日小綬章を受章するなど、輝かしい舞台歴を持つ狂言界の重鎮。1965年7月に渡辺武雄演出『奥の細道』のスタッフに招かれたのが最初で、その後、劇団でのレッスンを担当するようになり、1991年、95年、99年にはレッスン発表会「宝塚狂言の会」が開かれた。舞台人としての声の出し方の重要性、劇団レッスンの行い方、発表会当日の様子についてなど、飾らない人柄がにじみ出るトークが展開される。

主な出演者茂山忠三郎（狂言）