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マイスターの教え#48 花組『蘭陵王-美しすぎる武将-』

近年上演された、本公演以外の作品を取り上げ、出演者達の見えざる苦労や工夫、こだわりのポイントなどに着目。専科の“マイスター”と、当時その作品に出演していたゲストとでより深く、作品の楽しみ方を伝授するトーク番組。第48回は、2018年12月にKAAT神奈川芸術劇場で上演された、花組『蘭陵王−美しすぎる武将−』をご紹介。作・演出は木村信司。6世紀の中国に実在した皇族・高 長恭をモデルに、数奇な彼の運命をドラマティックに描く、宝塚オリジナルの物語です。今回のマイスターは夏美よう、ゲストは斉の皇帝、村の長者など多くの役をあざやかに演じ分けた、花組の航琉ひびきです。七変化と言える7役に挑戦、どんどんと気持ちを切り替えての演じ分けは難しかったと語る、航琉―。「マイスターズ・ピックアップ!」のコーナーでは、“奥深い愛を表現する難しさ”をテーマに、選ばれた幾つかのシーンに対して真剣に見入ったり、恥ずかしさで照れてしまったりと貴重なリアクションやつぶやきも見られます。終始、大変和やかでスムーズな会話で語られる作品の魅力、夏美マイスター独自の深い解析や納得の見どころなど、聞きごたえたっぷりです。少し懐かしく感じられる作品を、特化した役を中心として新鮮に味わい直せる30分、作品を見直したくなること必至です。どうぞお楽しみに。(2019年6月初回放送)

主な出演者マイスター:夏美よう/ゲスト:航琉ひびき

放送日時

  • せつない史実
    投稿者:あつぽん
    歴史的に本当に存在した悲劇の美青年のお話なのは知ってましたが、
    ある意味宝塚だからこそ描ける、繊細なまで心理状態、
    愛の憎しみと哀しみと温かさと切なさの入りじまった複雑さですね。
    人間とはなんと不器用なのだろうか。

    この作品は非常に少人数で演じたのでみなさんほぼ出ずっぱり、役代わりで
    大変だったと思いますが、それゆえの緊張感というか
    短くも必死に生き抜いた彼の人生を走馬灯に出演者すべてが同情し
    共感し、舞台をより濃密にできたのではないでしょうか。

    木村先生の演出は音楽の要素も非常に大きな存在ではあるんですが、
    出演者全員にちゃんとソロのセリフや歌を与えるという、
    演出家としての優しい、粋な配慮もすばらしい。
    投稿日時:2019年07月07日
  • 同じ魂の二人
    投稿者:ハニカム
    愛されていると思っていたことが実は喪失していっていたこと、与えられていたのではなく奪われていたことに気付いたときの蘭陵王の心を思うと、言葉にならない気持ちがこみ上げてきます。

    夏美さんが仰っていた、愛は両刃之剣で、愛することが執着になると、人を滅ぼす、奪い尽くすことになるというコメントが胸に刺さりました。

    その分最後に蘭陵王が毒杯を放り洛妃と二人で剣を構えた場面は、清新の気が漲った疾走感を覚えました。
    この公演のポスターに「美しかったが、悪いか」という言葉が入っていましたが、過去を乗り越えた強さが表れた、まさにこの場面にぴったりな言葉のように思います。

    愛されることが奪われることだった二人、同じ魂の二人が出会ったことが運命だという夏美さんの言葉を噛みしめて、もう一度通して公演の映像を観ようと思います!
    投稿日時:2019年06月28日

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