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春ふたたび(’03年雪組・バウ)

番組名:春ふたたび(’03年雪組・バウ)
芝居の神様 投稿者:みそか
残念ながら初演は拝見できておりませんが、初演の母子役は大路三千緒さん真帆志ぶきさんであったかと記憶していますが、いかがでしたでしょうか?
大路さんと言えば、張りのあるお声で本当に美しく日本語を発音なさいました。
勿論「芝居の神様」と称される程に芝居に長けた方。
「花のオランダ坂」のナレーションが余りにも素晴らしく語りだけでも大泣きしてしまったのを昨日のことのように思い出せます。

この年のワークショップの3組の母子もそれぞれに味があり、スカイステージでの放送の都度見入るうちに涙してしまいます。
行間を読み演じたことを客席がしっかり受け取る、そういう力が宝塚歌劇の発信側からも受け手側からも失われてしまわぬように、上質なものを生み出し・上質であると感じ取れる宝塚であってほしいと願っています。
2012月03月10日
番組名:春ふたたび(’03年雪組・バウ)
春ふたたび に思いをはせる 投稿者:まったり
 朝香盤を見たことがありますが、初演は日中国交回復後、満州残留孤児の調査が始まったころと記憶しています。
 子供の無事と自分の餓えのため、いたしかたなく中国のかたにお金とともに預けられた子供がおおかったと、満州帰還者の母から聞いたことがあります。そのため、公の調査に名乗り出られなかった親御さんも多くいたと話していました。
 人の感性は時代で変化するのは当然かもしれませんが、この母親の恥じらう心が理解されなくなってしまう日がくるのを危惧します。
2011月07月06日
番組名:春ふたたび(雪組 ・バウ)
親子の無償の愛 投稿者:あさこ様命
お互いを求めながら母は自分の罪が許せず、乞食に落ちた姿を今は領主として立派な息子にはどうしても見せたくない・・
また苦労の末出世し、きっと「偉くなった姿を見せたい」その一念で生きてきた道忠の気持ち・・植田先生の脚本を大野先生が見事に演出されていて体中の水分が出たんではないか?と思うほど涙が止まらなかった。
時に厳しい批評にさらされる植田脚本は力が有るが為の試練であり、尚素晴らしい作品を見たいが上であろうが難しい批評は私には必要ない。その作品が素晴らしいと感動しまた宝塚を見たい、それだけ。役者の魂を身近に感じられ一体感を味わえれば良いと思う。20代後半に父母を次々亡くした自分に思わず照らし合わせてふと中1の一人娘を見つめた。親子の愛情は深く一途に続くべきで今の悲しい世の中の人全てに感じて欲しく思った。
主演を変えた各組のお芝居も拝見したいと切に願う。
また余談であるがコメディに対しても人の心のヒダを描く植田先生なので今回の「パリの空よりも高く」期待を裏切らなかった。
2007月01月24日