音楽用語で「次第に盛り上がっていく」という言葉をテーマに、人生の喜怒哀楽をつづるレビュー。’81年星組。作・演出は小原弘稔。瀬戸内美八、東千晃、峰さを理 他。紳士（峰）が歌い、白燕尾の紳士たちが踊る中、紳士１（瀬戸内）が客席から登場してプロローグが始まる。続いて、ピアノの青年（日向薫、紫苑ゆう）操縦のピアノ型自転車が、ピアノの娘（秋篠美帆、南風まい）をのせて登場し、紳士（瀬戸内）とからむ。ピアノの場面では、ピアノの青年（大浦みずき）と淑女（風間イリヤ）がシャープにダンス。若いカップル（峰、南風）のトランクを使ったコミカルなシーン、豹（但馬久美）を調教しようとする猛獣使い（瀬戸内）との激しいダンス、峰と東の銀橋の歌から、シャンパングラスと泡のセットで紳士淑女が踊る豪華な中詰めに。舞台は一転してレース場になり、レーサー（峰）とチアガール（秋篠）たちが歌う。ピットマン（瀬戸内）たちが激しく踊る。白と金色を基調とした優美なフィナーレとなる。

主な出演者瀬戸内美八、東千晃、峰さを理 他