第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの波乱に満ちた生涯を、ジャクリーヌ夫人との愛の葛藤を軸に描く。'95年雪組・東京宝塚劇場・新人公演。作・演出は小池修一郎。新人公演担当は荻田浩一。安蘭けい、星奈優里 他。1963年11月22日、アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ〔ジャック（安蘭／本役は一路真輝、以下同）〕が暗殺された。弟のロバート（汐美真帆／高嶺ふぶき）は呆然とし、キング牧師（楓沙樹／轟悠）は祈りを捧げる。時は遡って1952年、「タイムズ・ヘラルド」の記者ジャクリーヌ・ブーヴィエ（星奈／花總まり）はジャックの選挙運動を取材していた。ジャックはインタビューに応じながら自身の過去を語り始める…。富裕なアイルランド系移民ケネディ家の当主ジョセフ(寿つかさ／古代みず希）は、息子たちに政界進出の夢を託していた。やがて第二次世界大戦が勃発し、ジャックは海軍で名を上げる。だがその後、兄が戦死したため、ジャックは兄の後を受け継ぎ政界進出を決意するのであった…。そして、取材する内に親しくなったジャクリーヌとジャックは結婚する。その後の選挙でジャックは落選するが、来たる60年の大統領選挙への立候補を決意し、「ニューフロンティア」政策を掲げる。この政策は多くの支持を集めるが、FBI長官フーバー（高倉京／香寿たつき）をはじめとする敵も作ることになる。そして1960年、ジャックは合衆国大統領に就任するが…。

主な出演者安蘭けい、星奈優里　他