戦国時代の武将であり、卓越した政治家でもあった石田三成を主人公に据えた、歴史ロマン大作。作・大石静。演出・石田昌也。新人公演担当は岡本寛子。'11年宙組・宝塚・新人公演。愛月ひかる、瀬音リサ 他。秀吉（松風輝／本役は未沙のえる。以下同じ）の側室、茶々(瀬音／野々すみ花）が男児を出産したと聞き、三成（愛月ひかる／大空祐飛）の胸中には複雑な思いが去来する。茶々の伯父である信長がその生涯を閉じた頃、三成と茶々は初めて出会う。三成に人としての大きさを感じた茶々は一瞬で恋に落ちる。そんな茶々の心を知るのは、甲賀の忍び・疾風（蒼羽りく／凰稀かなめ）だけだった。秀吉は、信長の妹である茶々の母が娘達を連れて嫁いだ柴田家を攻めるが、落城の炎の中から三成は茶々達を救い出す。三成と茶々は次第に打ち解け、惹かれあい心を重ねていく。しかし、秀吉もまた茶々を側室にしたいと思っていた…。

主な出演者愛月ひかる、瀬音リサ 他