殉情−谷崎潤一郎作「春琴抄」より−(’22年花組・バウ 主演:一之瀬航季)

番組名:殉情−谷崎潤一郎作「春琴抄」より−(’22年花組・バウ 主演:一之瀬航季) |
愛が溢れている |
投稿者:こんぶ |
鑑賞後は辛い気持ちになるのかと思っていましたが、予想外にも幸せな気持ちでいっぱいになりました。いとはんを愛おしそうに見つめる佐助の眼差しが、ストーリーに温かみをもたらしたように思います。そして、いとはんと同じ世界で生きようと覚悟を決めた佐助の鋭い表情に、ぐっと引き込まれました。また、利太郎さんたちのお茶目でもありしたたかな掛け合いに魅了されました。一之瀬さんの演じて歌う楽しさや幸せが伝わってきて元気をいただきました。ありがとうございました。 |
2023月05月10日 |
番組名:殉情−谷崎潤一郎作「春琴抄」より−(’22年花組・バウ 主演:一之瀬航季) |
二人だけの世界 |
投稿者:うお座 |
初放送、とても楽しみにしておりました。叱られている時のしょんぼりとした顔、こいさんを想う嬉しそうな顔、様々な表情に惹き込まれてしまいました。令和の時代に、演出・潤色の先生と花組の皆さんの力で丁寧に組み立てられた大好きな春琴抄の世界。辛く苦しくなるお話ですが、一之瀬さん佐助の底なしの愛と幸せそうな笑顔、美羽さん春琴の素直になれないツンデレぶりがとても愛おしく、深く胸に残る作品になりました。一之瀬さんの豊かで伸びやかな歌声も染みます。何度も観て、噛み締めたい作品です。 |
2023月04月11日 |
番組名:殉情−谷崎潤一郎作「春琴抄」より−(’22年花組・バウ 主演:一之瀬航季) |
主演のお二人の豊かな表情に注目 |
投稿者:ミモザの花 |
花組のみなさんの丁寧で熱いお芝居に心がふるえました。特に主演のお二人が息ぴったりで、お似合いです。一之瀬さんの大きなたくましい手に、すっぽりとつつまれる美羽さんのかわいらしいこと。アップで見ると、生き生きと動くお二人の表情の豊かさにびっくりします。悲劇的なラストでありながら、最後のシーンでの二人の笑顔に、これは宝塚王道のラブロマンス、「殉情」はなるほど「純情」でもあるのだな、と納得しました。 一幕目は春琴の、コンプレックスがあるがゆえのわがままさになぜか涙し、そして彼女を守り慕う佐助の健気さと喜びにも涙…。番頭や丁稚たちの場面は楽しく、春琴の両親はさすがの巧みさでした。二幕目ではアホボン利太郎の嫉妬の演技とお蘭の歌声や妖艶さに魅了されました。令和と明治の場面の行き来は工夫されていておもしろく感じます。やはり練られた脚本はテンポよく笑いもあり、宝塚版春琴抄「殉情」は何度も再演して欲しい名作だと感じました。 |
2023月04月11日 |
番組名:殉情−谷崎潤一郎作「春琴抄」より−(’22年花組・バウ 主演:一之瀬航季) |
一之瀬航季さんの包容力…!! |
投稿者:ムーミン |
いつまでも包まれていたくなるような、春の陽だまりのように暖かい一之瀬さん佐助と、その懐にすっぽり収まってしまうような美羽さんお琴はん‥。そしてその好対照にパンチの効いた峰果さん利太郎と糸月さんお蘭ちゃん!現代パートを固める紅羽さん、ゆゆちゃん、鏡くんも実に頼もしく。人を思う気持ちの尊さや思い遣りの深さ、その真っ直ぐな心根に胸を打たれました。また、時代を超えて上演を繰り返されることの意義深さもまたひしひしと感じました。文学作品の格調そのままに、薫り高いお芝居に魅せられるひと時は実に至福の時間です。一之瀬さんの伸びやかで暖かい音色にくるまって、さらにお芝居の余韻に浸りたいと思います。 |
2023月04月11日 |