TAKARAZUKA SKY STAGE
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スカイ・ステージ・カウント・ダウン
 ゴールデンウイークもアッという間に過ぎ、青葉が目にしみる季節になってきました。こんにちは、M・Kです。7月の本放送開始まで、あと2か月をきりました。今週も、私、M・Kがスカイ・ステージの『見どころ』、『楽しみ方』を、要望も含めレポートしたいと思います。よろしく!

第4回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その4「親」

 今週のテーマは「親(しん)」
 「親」といえば、「親しみ」、「親身」、「親近感」、「親睦」……そんな言葉が浮かんできます。老若男女、広い範囲の観客に親しまれ、愛されてきたタカラヅカが、もっと親しまれ、身近になるためには?そんな観点から書いてみたいと思います。

 先日の記者会見でも理事長・植田紳爾氏が触れていましたが、そもそも創始者・小林一三氏が宝塚歌劇で目指していたものは「家族揃って楽しめる娯楽」でした。娯楽の対象が主に男性だった大正時代(舞台に立つ女性がほとんど芸者さんくらいで、鑑賞者も男性中心)、「女性もこどもも共に楽しめる健全な舞台」というコンセプトには、小林一三氏の健全なモラル感と、時代を先取りした先見性、意気込みがうかがえます。タカラヅカの原点は、やはり、この「家族揃って楽しめる」、つまり誰にでも「親しみやすい」舞台なのだなあと、理事長挨拶で、私も改めて思ったものです。
 しかし、近頃、どうもその原点が薄れてきたのではないかと思うこともあります。世間一般には「特定のファンにしか楽しめない世界」と思われがちで、「誰にでも楽しめる、親しみやすい舞台」というイメージが薄れてきているように思うのです。とくに悔しいのが、タカラヅカを見たことがないのに、「厚化粧がこわい」とか「女性が男を演じるのなんて、なよなよしているんでしょ!」といったあやまった先入観で敬遠しているケースが、依然として多いこと(実際に見てからの意見ならともかく……)。また興味はあっても「タカラヅカはなかなかチケットがとれないから・・・」と思ってあきらめている人も、実際にいるのです。


 そこにタカラヅカ専門のテレビチャンネル、スカイ・ステージの大切な役割があると、私は思うのです。タカラヅカがお茶の間に来るのですから、これはまさに「家族揃って楽しむ」タカラヅカ。原点回帰の大きな戦力になると思います。今までタカラヅカに縁がなかった家族や友人も、テレビという親近感のあるメディアでなら気楽に誘えます。チケットを買う、劇場に行くというのは、見たことのない人にとってかなり高いハードルですが、テレビなら軽くクリアできる、というわけです。もちろん、生の舞台にはかなわないけれど、まず一度見てもらえれば、「タカラヅカって楽しい」「おもしろい」と親近感をもってもらえるはず。これでファンが一人でも増えれば、タカラヅカ愛好家としてこんなにうれしいことはありません。
 タカラヅカのファンというのは、私がまさにそうですが、一人でも多くの人にタカラヅカのことを知ってもらいたいと思うものです。私自身、ファンになったきっかけが友人からの誘いだったのがその証拠。だから、今度は自分が誰かを誘う番、そういうときにスカイ・ステージを活用したいと思います。



 さてタカラヅカ未経験者に、スカイ・ステージではじめてタカラヅカを見せるときのポイントを考えてみました。
 まず、未経験者が目を見張るのは、私自身思い出してみると、装置の壮大さ、衣裳の美しさ、それからこれはテレビではわかりにくいので残念ですが、照明のきれいさでしょう。そしてテンポの速さにはびっくりするはず。「装置がどんどん変わるでしょう?」とかヒントを与えるのも良いですね。見ながらそばにいる人に話しかけられるのも、お茶の間ならでは。公演中に劇場でこれをやったら周囲のひんしゅくを買いますからね。またダンスシーンのダイナミックさや優雅さには感心してくれるはず。「なよなよしている」なんてイメージが大間違いだと、これで分かってくれます。親しみやすい、口ずさみやすい音楽もポイントですね。
 舞台中継の番組には、作品の背景や、生徒や演出家の紹介などの解説が付くそうで、これも初心者には親切です。舞台中継作品のラインナップには、最近の作品だけでなく、過去の作品も候補にあがっているそうです。あるスターや演出家の作品をまとめて放映なんて企画もあるので、もう一度たどってみるなんて楽しみもできそうです。シリーズ作品を一挙に放映する企画もあるとか。
 そしてオリジナル番組では、舞台とはまた別の、生徒の素顔が見られます。舞台ではバリバリの男役がオフで見せる別の一面、そんなギャップに引き込まれたら、これでファンが一人誕生するかもしれません。



 しかし、テレビというメディアで生徒のオフの姿を紹介してくれるのは、「親しみ」という点で、うれしい反面、むずかしい面もありますね。



 ほかの劇団に対する思いと、タカラヅカへの思いの違いを一言で言うと、まるで身内のような「愛情」。これは劇団が「学校」であり、劇団員は「生徒」であるという独特の世界から来る、一種の参加意識でしょうか。舞台に立つときには「神秘性」すら感じさせるスター達が、陰では「生徒」として懸命に努力を重ねている、そういう一人の女性としてのひたむきな素顔が垣間見えるところに、私たちはある種の「親近感」を覚え、思わずわがことのように「親身」になってしまったり、ときには「親心」を持って見守ったりすることもあるのですね。
 しかしこの「親近感」には、むずかしい側面もあります。「親近感」と、当然保たねばいけない生徒との距離感をどうバランスとるか。また生徒、スターの側としても、「親しみやすさ」と同時に「神秘性」が必要です。一口で言えば、オフでは「親しみやすく」、舞台では「神秘的」でしょうか。それを、生徒、ファン、双方で節度を持って保っていかねばならないのだろうと思うのです。



 テレビというのは、出ている人のキャラクターを映すのに長けたメディアです。生徒の「親しみやすい」面が見られるのはうれしいのですが、そこに節度、バランス感覚がないと、タカラヅカを成り立たせている肝心な何かが消えてしまうおそれがあると思うのです。タカラヅカの生徒は、テレビのバラエティーのタレントではないのです。その辺、番組作りに際しては、気をつけてほしいですね。第一、バラエティーのタレントは、素顔をさらすことも芸のうち。そういうことが本業ではないタカラヅカの生徒に、無理はさせないでください。
 同時にファンである私たちの側も、タカラヅカならでは、テレビならではの「親近感」を楽しみつつ、それが「なれなれしさ」にはならないように、タカラヅカと生徒を見ていきたいものです。

 最後にお願いが一つ。「親しみ」という点では、視聴者とスカイ・ステージをつなぐ、企画が欲しいと思います。ファンと歌劇団のコミュニケーションの場として、たとえば、お便りやQ&Aのコーナーとか、リクエスト募集とか、ぜひお願いしたいと思います。

 さて今回は、「親(しん)」ということで、長々と書いてみました。「親」と「節度」。むずかしいバランスですが、「なれなれしくなりすぎない」スタンスで、タカラヅカと生徒の魅力を引き出してほしいと思います。

 次回のキーワードは「進(しん)」。「進歩」、「進化」、「進んだ」……そんな観点から、スカイ・ステージの魅力をレポートしたいと思います。110度CS放送という最新メディアならではの「見どころ」「楽しみ方」はもちろん、宝塚歌劇は88年間、常に「進歩」し続けている、その歩みも「進」だというレポートになるはず。
 次回アップは、5月15日。お楽しみにください。ごきげんよう! M・Kでした。

今週のキーワードはS
「スカイ・ステージ・カウントダウン」では毎週キーワードを一文字ずつ発表していきます。 その文字を組み合わせるとパスワードが・・。 11回の特集の最後にプレゼント応募ページが用意されているので、キーワードをしっかりチェックしておきましょう!

■バックナンバー■
第1回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その1「新(しん)」
番外編 4月17日記者会見レポート
第2回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その2「深(しん)」
第3回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その3「真(しん)」
第4回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その4「親(しん)」
第5回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その5「進(しん)」

第6回 スカイ・ステージ番組チェック!「舞台中継をチェック!」
第7回 スカイ・ステージ番組チェック!「オリジナル番組をチェック!」
第8回 スカイ・ステージ番組チェック!「トーク番組をチェック!」
第9回 スカイ・ステージ番組チェック!OGトーク「華麗なる卒業生たち」をチェック!
第10回 スカイ・ステージ番組チェック!タカラヅカの歴史を知ろう!「ザ・ヒストリー・オブ・タカラヅカ」と「宝塚クロニクル」
第11回 スカイ・ステージ番組チェック!Congratulations!「開局に寄せて」

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