![]() |
![]() |
![]() |
||||
![]() |
こんにちは、M・Kです。5週に渡って、ファンの立場でスカイ・ステージの『見どころ』、『楽しみ方』をレポートしてまいりましたが、いよいよ最終回。今回のキーワードは「進(しん)」です。「進歩」、「進化」、「進む」、「進んだ」……そんな言葉を思い浮かべながら、スカイ・ステージの魅力を探ってみたいと思います。![]() ![]()
編成の方針は、「時間に縛られず、見たい番組を好きなときにとことん楽しめる」だそうです。具体的にいうと、平日は1日を、モーニング(7〜12時)、デイ(12〜17時)、プライム(17〜22時)、ミッドナイト(22時以降)の4つのゾーンに分け、見たい番組をどのゾーンでも見られるようにリピート放送するとのこと。また、週末だけでもほとんどの番組がカバーできるように再放送するというので、仕事の関係などで週末しか見られない人でも大丈夫。 舞台中継のほか、スカイ・ステージオリジナル番組も充実していて、メイキングや舞台裏の情報番組が継続して見られるのは、ファンとしてなんといっても魅力です。「宝塚のツボ」で基本知識を押さえ、「宝塚クロニクル」、「宝塚アーカイブス」でタカラヅカの歴史を知り、「演出家列伝」、「ドリームメーカーズ」で演出家やスタッフのこだわりや苦心に触れることができるというのですから、舞台を見る楽しみも倍増するはずです。 ![]() 関連番組として、当月又は翌月の公演にちなんだ番組(作品の背景を探ったり、過去の類似ジャンルの作品を辿ったり)や、生徒自身がトーク番組の中で話した思い出の作品(舞台、映画、オペラなど)を放送する企画もあるとか。こうした番組で予習・復習すれば、舞台の感動も倍増! 作品のより「進んだ」理解にきっと役立つだろうと、これも楽しみです。 ![]() 現在、タカラヅカの舞台を見ていると、タカラヅカという様式、伝統はこれ以上変わりようがない気になりますが、わずか10数年前、私が見始めた頃から比べても、タカラヅカは「進んで」います。化粧一つとっても、たとえば昔はアイシャドウはブルーがふつうでしたが、今は茶やパープル中心でよりナチュラルになっています。これには化粧品の進歩や照明技術の発達もあるかと思いますが、なにより作品世界が変化し、演技の質も変化してきたから、もっと言えば、現代を生きる観客がタカラヅカやスターに求めるものが、よりナチュラルになっているから、という見方もできます。タカラヅカは、案外時代に敏感です。 伝統は「進歩」や「進化」、それを考え直し変身させる努力が伴わないと、力を失います。タカラヅカが長い歴史の中で活力を失わずに発展してきたのも、「進歩」・「進化」の努力を怠らなかったからだと思うのです。 しかしそのかねあいは微妙ですね。時流に迎合しすぎてタカラヅカの魅力を失っては元も子もありません。時代の空気をかぎながら、慎重に少しずつタカラヅカは「進歩」してきたように思えます。常に「少しずつ一歩一歩進んでいく」。これもまた、タカラヅカの伝統なのです。 さてタカラヅカ・スカイ・ステージ。これもまたタカラヅカらしい「進」の試みです。しかし今回は、かなり大きな「進」ですね。なんといっても自前でテレビのチャンネルを持つというのは、舞台が本分である宝塚歌劇にとって、かなりの冒険であるのは確かです。タカラヅカ・スカイ・ステージはタカラヅカを知ってもらう、ファンの裾野を広げるためには、かなり強力な武器だと思います。同時に、前回の「親」でも触れたように、テレビは、「親近感」がなれなれしさに変わり、節度が失われるおそれも含んでいるメディアです。 開局してみると、良いことと同時に、むずかしい問題も起きるかもしれません。しかし「進む」ことを決めた以上、バランスをうまくとりながら、勇敢に「進んで」いってほしいと思います。タカラヅカは今までも、ときとして思い切った決断を下し、勇猛果敢に挑戦してきました。決めたからには、前に向かって「進んで」ください。ファンも、いっしょに進んでいきます。 さて5回に渡って、ファンの立場から、スカイ・ステージの「見どころ」、「楽しみ方」をレポートしてきました。「しん」という同音の言葉をキーワードにスカイ・ステージの魅力に迫ってみましたが、いかがでしょうか? スカイ・ステージの「芯」を探すことができたら幸いです。 最後に、現在、開局に向けて大忙しのスタッフのみなさんに、私からお願いが一つ。私が楽しみにしている番組の一つに、「タカラヅカニュース」があります。これはぜひ、できるだけ早く、正確に、詳しくと、お願いしたいのです。できる限りの情報開示は、ニュースの信頼性を高めます。 7月1日の本放送まで1か月半となり、7月の番組内容・出演者、放送日時の発表ももうすぐだとか。次週からは、具体的に番組を私がモニターしてご報告したいと思います。あくまでもタカラヅカ愛好家の目で、ツボを押さえたレポートができたらうれしいな。お楽しみに! 来週までごきげんよう。M・Kでした。 ![]() |
![]() |
![]()
|
|
|||
![]() |
|||
![]() |
|||
![]() |
|||
お問い合わせ: タカラヅカ・スカイ・ステージ tel.0570-000-290(日曜休10:00〜17:00) お問い合わせフォーム (c)宝塚歌劇団(c)宝塚クリエイティブアーツ/当ホームページの管理運営は、株式会社宝塚クリエイティブアーツが行っています。当ホームページに掲載している情報については、当社の許可なく、これを複製・改変することを固く禁止します。また、阪急電鉄および宝塚歌劇団の出版物ほか写真等著作物についても無断転載、複写等を禁じます。 放送番組の編集の基準|番組審議委員会|タカラヅカ・スカイ・ステージの著作権についての考え方|プライバシーポリシーについて|有料基幹放送契約約款 |
|||
![]() |
|||
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |