TAKARAZUKA SKY STAGE
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スカイ・ステージ・カウント・ダウン
 こんにちは、M・Kです。5週に渡って、ファンの立場でスカイ・ステージの『見どころ』、『楽しみ方』をレポートしてまいりましたが、いよいよ最終回。今回のキーワードは「進(しん)」です。「進歩」、「進化」、「進む」、「進んだ」……そんな言葉を思い浮かべながら、スカイ・ステージの魅力を探ってみたいと思います。

第5回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その5「進」

 まず技術面での、スカイ・ステージの「進」をまとめてみましょう。
 スカイ・ステージは、110度CSデジタル放送という最新メディア。この「進化」したメディアには、これまでのテレビとは一味ちがった機能がいろいろ備わっています。第一に魅力的なのはデジタル放送ならではの高画質、高音質が期待できるということ。スターの微妙な表情はもちろん、衣裳などの質感や色彩もよりビビッドに見られるかもしれませんね。
 また、EPG(エレクトリック・プログラム・ガイド)といって、リモコン操作で画面上に番組情報を呼び起こす機能がついています。これは、現在見ている番組がどういうものか、どんな作品なのか、ガイド誌を開いたり、番組表を見なくても、リモコン操作一つでわかるというすぐれもの。1週間先の情報まで引き出せます。そしてEPG上でチャネルを選ぶと、画面がそのチャンネルに切り替わる機能をもっています。
 私としてはとくにうれしいのが、EPGを見れば、常に最新の放送予定がチェックできること。番組内容や放送時間が突然変更されてもEPGで確認できるから安心です。新聞や雑誌の番組表をチェックして舞台中継を録画予約していたはずが再生してみたら国会中継が映っていたとか、野球中継が延びて後ろが切れていたりとか、何回痛い目に遭ったことか……そんな心配をしないですむと聞くと、ほっとする思いです。

 さらに、今回、スカイステージが放送される「110度CS」の特徴は、「データ放送」という機能。スカイステージでも、この機能を利用して、歌詞や配役、シーンの解説を表示するとか。昔の舞台で、出演者が誰か分からないことって、ありますよね。そんなときに一発で情報が引き出せるのですから、これは便利! とくにファンになったばかりの人にとっては、ありがたい機能のはずです。
 さて今度は、編成上の「進(しん)」の部分を探ってみましょう。
 編成の方針は、「時間に縛られず、見たい番組を好きなときにとことん楽しめる」だそうです。具体的にいうと、平日は1日を、モーニング(7〜12時)、デイ(12〜17時)、プライム(17〜22時)、ミッドナイト(22時以降)の4つのゾーンに分け、見たい番組をどのゾーンでも見られるようにリピート放送するとのこと。また、週末だけでもほとんどの番組がカバーできるように再放送するというので、仕事の関係などで週末しか見られない人でも大丈夫。
 舞台中継のほか、スカイ・ステージオリジナル番組も充実していて、メイキングや舞台裏の情報番組が継続して見られるのは、ファンとしてなんといっても魅力です。「宝塚のツボ」で基本知識を押さえ、「宝塚クロニクル」、「宝塚アーカイブス」でタカラヅカの歴史を知り、「演出家列伝」、「ドリームメーカーズ」で演出家やスタッフのこだわりや苦心に触れることができるというのですから、舞台を見る楽しみも倍増するはずです。

 トーク番組などで生徒の生の声を聞ける、素顔の魅力に触れられるのも、ファンにとってたまりません。役作りの苦心談など、生徒一人一人の「進歩」する姿を見られるのも、スカイ・ステージならではでしょう。
 関連番組として、当月又は翌月の公演にちなんだ番組(作品の背景を探ったり、過去の類似ジャンルの作品を辿ったり)や、生徒自身がトーク番組の中で話した思い出の作品(舞台、映画、オペラなど)を放送する企画もあるとか。こうした番組で予習・復習すれば、舞台の感動も倍増! 作品のより「進んだ」理解にきっと役立つだろうと、これも楽しみです。


 しかし、考えてみると、宝塚歌劇88年の歴史は常に絶え間ない「進歩」、「進化」の歴史でした。今あるタカラヅカの様式、伝統は、創立時から完成されていたわけではなく、歴史の中で先人たちが試行錯誤してきた成果だと言われます。銀橋も大階段もラインダンスも大きな羽根も、そしてトップスターを中心としたスターシステムも最初からあったわけではなく、演出家やスタッフ、運営・制作サイドが苦労して考えだした工夫の一つだとか。それら一つ一つの工夫、「進歩」が、新たな表現を生み、観客にも支持され、時代の流れの中で変化・変身しつつ成立したのが、現在のタカラヅカの「かたち」なのですね。
 現在、タカラヅカの舞台を見ていると、タカラヅカという様式、伝統はこれ以上変わりようがない気になりますが、わずか10数年前、私が見始めた頃から比べても、タカラヅカは「進んで」います。化粧一つとっても、たとえば昔はアイシャドウはブルーがふつうでしたが、今は茶やパープル中心でよりナチュラルになっています。これには化粧品の進歩や照明技術の発達もあるかと思いますが、なにより作品世界が変化し、演技の質も変化してきたから、もっと言えば、現代を生きる観客がタカラヅカやスターに求めるものが、よりナチュラルになっているから、という見方もできます。タカラヅカは、案外時代に敏感です。
 伝統は「進歩」や「進化」、それを考え直し変身させる努力が伴わないと、力を失います。タカラヅカが長い歴史の中で活力を失わずに発展してきたのも、「進歩」・「進化」の努力を怠らなかったからだと思うのです。
 しかしそのかねあいは微妙ですね。時流に迎合しすぎてタカラヅカの魅力を失っては元も子もありません。時代の空気をかぎながら、慎重に少しずつタカラヅカは「進歩」してきたように思えます。常に「少しずつ一歩一歩進んでいく」。これもまた、タカラヅカの伝統なのです。

 さてタカラヅカ・スカイ・ステージ。これもまたタカラヅカらしい「進」の試みです。しかし今回は、かなり大きな「進」ですね。なんといっても自前でテレビのチャンネルを持つというのは、舞台が本分である宝塚歌劇にとって、かなりの冒険であるのは確かです。タカラヅカ・スカイ・ステージはタカラヅカを知ってもらう、ファンの裾野を広げるためには、かなり強力な武器だと思います。同時に、前回の「親」でも触れたように、テレビは、「親近感」がなれなれしさに変わり、節度が失われるおそれも含んでいるメディアです。
 開局してみると、良いことと同時に、むずかしい問題も起きるかもしれません。しかし「進む」ことを決めた以上、バランスをうまくとりながら、勇敢に「進んで」いってほしいと思います。タカラヅカは今までも、ときとして思い切った決断を下し、勇猛果敢に挑戦してきました。決めたからには、前に向かって「進んで」ください。ファンも、いっしょに進んでいきます。

 さて5回に渡って、ファンの立場から、スカイ・ステージの「見どころ」、「楽しみ方」をレポートしてきました。「しん」という同音の言葉をキーワードにスカイ・ステージの魅力に迫ってみましたが、いかがでしょうか? スカイ・ステージの「芯」を探すことができたら幸いです。

 最後に、現在、開局に向けて大忙しのスタッフのみなさんに、私からお願いが一つ。私が楽しみにしている番組の一つに、「タカラヅカニュース」があります。これはぜひ、できるだけ早く、正確に、詳しくと、お願いしたいのです。できる限りの情報開示は、ニュースの信頼性を高めます。

 7月1日の本放送まで1か月半となり、7月の番組内容・出演者、放送日時の発表ももうすぐだとか。次週からは、具体的に番組を私がモニターしてご報告したいと思います。あくまでもタカラヅカ愛好家の目で、ツボを押さえたレポートができたらうれしいな。お楽しみに! 来週までごきげんよう。M・Kでした。


今週のキーワードはS
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■バックナンバー■
第1回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その1「新(しん)」
番外編 4月17日記者会見レポート
第2回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その2「深(しん)」
第3回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その3「真(しん)」
第4回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その4「親(しん)」
第5回 スカイ・ステージ・チャンネルの魅力その5「進(しん)」

第6回 スカイ・ステージ番組チェック!「舞台中継をチェック!」
第7回 スカイ・ステージ番組チェック!「オリジナル番組をチェック!」
第8回 スカイ・ステージ番組チェック!「トーク番組をチェック!」
第9回 スカイ・ステージ番組チェック!OGトーク「華麗なる卒業生たち」をチェック!
第10回 スカイ・ステージ番組チェック!タカラヅカの歴史を知ろう!「ザ・ヒストリー・オブ・タカラヅカ」と「宝塚クロニクル」
第11回 スカイ・ステージ番組チェック!Congratulations!「開局に寄せて」

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