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初回放送 2017年2月
『ベルサイユのばら』始め、数々の作品に登場するフランス女王。
フランス革命の後処刑された悲劇の女王ですが、彼女が築き上げた宮廷文化は現在でも語り継がれるほど洗練されており、
特にフランスのスウィーツは彼女によって完成されたといっても過言ではありません。
宝塚の作品で描かれる女王像と、彼女の愛したスウィーツ達の関係を読み解いていきます。
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〈星組〉
麻央侑希Yuki Mao
出身地:神奈川県横浜市
初舞台:2008年3月『ME AND MY GIRL』
ニックネーム:ゆっこ、マオ、onちゃん -
〈星組〉
漣レイラReira Sazanami
出身地:東京都葛飾区
初舞台:2008年3月『ME AND MY GIRL』
ニックネーム:かなえ、LAYLA
料理監修:Les Cadeaux Sinceres 畑中千弘(http://www.les-cadeaux-sinceres.com/)
アシスタント:西香名恵
スタジオ:江戸堀チューボールーム(http://chubo-room.com/)
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いつもの熊が?!
第2回放送からさり気に登場しているくまちゃん。優ひかるに、三淵藤英さん(『NOBUNAGA<信長>-下天の夢-』での優の役名)と名づけられたくまちゃんですが、今回はテーマに合わせてマリー・アントワネット姿になって登場! アントワネットらしいボリュームたっぷりの鬘がお似合いです!
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つまみ食い?!
2人の頑張りで、クグロフは無事完成!と、本当はここで冷ましておくのですが、焼き立てがあまりにも美味しそう だったので、麻央が思わずつまみ食いでパクリっ!「美味しい〜〜!」ということで、後片付けを手伝っていた漣にも 一口おすそ分け。出来立てのケーキを食べられるのは、作った人の特権ですね!
- 麻央侑希Mao Yuki
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甘い香りに包まれながらの収録でしたので、気持ちが明るく楽しくなりました。クグロフ作りで難しかったのは、生地を混ぜるところで、思った以上に力が必要で大変でした。「お菓子は生地が命だな!」と思いました(笑)。 完成したケーキはとても美味しかったです。私は基本的に甘党で、甘いものなら何でも大好きですが、特にチョコレートは大好物です。嫌いな食べ物は…、なかなか見つかりません(笑)。一旦公演に向かうとお稽古にも忙しくなりますし、公演中など、お料理に時間を割くのはなかなか難しいのですが、気が向いた時に軽く作ることがありますね。一時期、炊飯器を使ってのケーキ作りに凝っていて、去年のホワイトデーには沢山作って星組のみんなに配りました。好評だったんですよ!
番組内でのお芝居は、最初はちゃんとできるかとても心配でした。でも、かなえちゃん(漣レイラ)がフェルゼン様として役に入り込むほど、私がやんちゃな感じを出していくという流れを掴んでからは、自分らしく演じられたのではないかなと思います。かなえちゃんのフェルゼン姿は、フリルのシャツもパシッと決まっていてカッコよかったです!マリー・アントワネットのクマちゃんにもちゃんと話しかけていて、なりきっていましたね(笑)。
舞台上でのフードといえば、『ガイズ&ドールズ』でポップコーン食べるシーンがありました。飽きないように、毎日味を変えていたんですよ。食べながら台詞を言うのは難しいのですが、「ここで何粒口に入れて話せば、お客様が笑われる」とか、「次のセリフまでに口に入れて、これぐらい噛んでおくと話しやすい」など、徐々にコツを掴んでいったことを思い出します。
新人公演も卒業しましたし、同じ舞台に出ていても出番が違ったりするので、二人で一緒に何かをするということが最近はあまりありませんでした。そんな私たちが今回は一緒にお菓子作りをしましたが、舞台を創り上げていくのとはまた違った楽しさがあって新鮮でした。同じことをしていても、お互いの性格が出るのが面白いですね。 背の高い二人が、ユルい雰囲気で楽しげに甘いお菓子を作っておりますので、そこに悶え死んでくだされば嬉しいです(笑)。
- 漣レイラSazanami Reira
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麻央ちゃん(麻央侑希)とは、料理はもちろん、一緒に何かを作るということがこれまでにほとんどありませんでしたので、今回のお菓子作りはとても楽しかったです。 甘いものは、基本的にコーヒーや紅茶と一緒に頂きます。美味しいコーヒーや紅茶を飲むだけで素敵な時間を過ごすことができますので、どんなものを選ぶかは重要ですね。私の中では、何年かおきに紅茶とコーヒーのブームが交互にやってくるんですが、今回の収録を終えてからは、ずっと紅茶ばかり飲んでいます。私は基本的にインドア派ですので、休みの日は映画などを観賞しながら、ずっと部屋でお茶していますね。
(番組内で)私がフェルゼン役を演じると伺った時、絶対麻央ちゃんがアントワネット役だと思ったんです。でも、台本を見ると麻央ちゃんは突っ込みを入れる役で、これが想像していた以上に面白い結果となりました(笑)。番組内での麻央ちゃんのキャラクターは、普段とそんなに変わらないと思います。二人ともいつもゆったりとしたテンポで話しますので、普段通りの会話の速度で撮ったら、本来の番組の三倍の尺になってしまうかもしれません(笑)。 以前は『ベルサイユのばら』といえば星組、という印象があったのですが、私が入団してからは星組で上演されておらず、出演経験がありません。ですので、今回の収録で“ベルばら”らしいお芝居を少し経験することができて、とても嬉しかったです。
舞台上に出てくるフードは、いつも小道具さんが作ってくださいます。『オーム・シャンティ・オーム』ではカレーとナンが出てきますが、それがとても本格的な出来映えだったんですよ。小道具さんがインド料理店まで足を運び、研究されたと伺いました。小道具といえば、昔『天使のはしご』という作品で、“本に被った埃を払って読む”場面があったのですが、その埃の正体がなんと龍角散だったんです。喉もケアしてくれる、そんな小道具さんに愛を感じました(笑)。
視聴者の皆様には、身体の大きな二人が可愛らしいスイーツを作るというギャップをお楽しみいただきたいですね(笑)。クグロフは、作っても楽しく、食べても美味しいので、ご家族やお友達と一緒に作って愉しい時間をお過ごしくだされば嬉しく思います。
バター | 100g |
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グラニュー糖 | 40g |
粉糖 | 50g |
卵 | 100g |
薄力粉 | 80g |
ベイキングパウダー | 3g |
アーモンドプードル | 40g |
ミルクティー (ミルクを40g沸かしてアールグレイ茶葉7gを入れ3分蒸らしたあと濾したもの) | 15g |
強力粉 | 少々 |
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1
生のアーモンドプードルは酸化してしまうので、予め100℃で10分空焼きしておく。
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2
薄力粉、ベイキングパウダー、空焼き後のアーモンドプードルなど、粉類を合わせてふるっておく。
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3
型にバターを塗り冷やし、その後強力粉を薄くまぶしておく。
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1
常温に戻したバターをボールに入れ、ミルクティーを取った後の茶葉を加えて滑らかなクリーム状にし、グラニュー糖を加え混ぜる。
バターは完全に溶けてしまうと変質して風味が失われてしまうので、自然に常温に戻してクリーム状にしていくのが、美味しいケーキを作るためのコツです!
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2
粉糖も加え、常温に戻しておいた卵をよく溶きほぐし少しずつ加え混ぜる。
バターと卵はとても分離しやすいので、バターと卵を入れているボウルを少しずつ温め、常に常温を保っておくようにすること!
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3
ふるっておいた薄力粉、ベイキングパウダー、アーモンドプードルを加え混ぜ、ミルクティーを加え、用意した型に入れ170〜180℃で30〜35分程焼く。
クグロフ型に入れた後淵に付いた生地を指で丁寧に拭うことで、焼いた後で生地を型から抜き出しやすくなります!
- クグロフというのは型の名前のこと。
今回はパウンドケーキ生地を入れて焼きましたが、パン生地を入れて焼いても美味しいですよ!
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3月放送は「イギリスの伝統料理」をテーマに月組の
千海華蘭と貴澄隼人が登場!次回もお楽しみに!初回放送:3月3日(金)12:45〜