すみれの国の華麗なる食卓

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すみれの国の華麗なる食卓
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Introductionイントロダクション

スープは、体だけではなく心まで温めてくれる食べ物です。
なぜなら温かいスープには、作った人のの思いやりが詰まっているからです。
数ある宝塚歌劇の作品の中でも、心を閉ざして冷え切った人物がスープを食し、心を動かされるという場面がよく描かれています。
時代や国を問わず登場する「スープ」に込められた意味を読み解いていきます。

出演者
  • 風馬 翔

    〈月組〉

    輝月 ゆうまYuma Kizuki

    出身地:兵庫県神戸市
    初舞台:2009年4月『Amour それは・・・』
    ニックネーム:ゆうま

  • 春瀬 央季

    〈月組〉

    優 ひかるHikaru Yu

    出身地:山梨県甲州市
    初舞台:2009年4月『Amour それは・・・』
    ニックネーム:ひかる

料理監修
フードソムリエ http://www.food-sommelier.jp/ 
尾関由美 http://www.food-sommelier.jp/profile/102954.html

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    月組といえば…これ!

    「ここぞ!」という時に飛び出す、月組生全員が持っているという例のアレ。そう、アフロヘア―のウィッグです。台本上のキャラクターに近づくため、輝月がこだわりのウィッグを持参してくれました。

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    お気に入りの…

    今回は、寒い冬に部屋にあると嬉しいぬいぐるみを用意。優は、このぬいぐるみを上手く使って「ちょっと危なっかしい?!」キャラクターを演じていました。すっかり仲良くなって、思わず同じポーズでパシャリ!

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    身だしなみは男役の命!

    私服スタイルから、タブリエを付けたクッキングスタイルにチェンジ!男役たるもの、どんな衣装も美しく着こなすのが大切な仕事です。 襟を正して…「はい、OK!」

出演者の感想

  • 輝月 ゆうま 輝月 ゆうまKizuki Yuma
  • 収録で料理をするという経験はなかったので、初めはとても緊張しました。でも、先生に教えていただきながら、分量をきっちり量ってレシピ通りに正しく作っていく作業はとても新鮮でした。実はほとんど先生が作って下さいましたが(笑)。 同期と一緒の出演とはいえ、カメラが回る前でのお料理は、「家でみんな一緒にワイワイ作る」という普段のスタイルとはまた違った楽しさがありました。

    (完成したスープは)大変美味しかったです。私は芋、栗、南瓜が好きなので、今回のメニューはピッタリで、最後まで美味しく戴きました。 収録の後、同じスープが作りたくなって挑戦しようとしたのですが、細かい工程をちゃんと覚えていないことに気づきました(笑)。HPでレシピが紹介されたら、それを見てもう一度作ってみようと思っています。これを機に、人に振る舞えるお料理や、宝塚歌劇の作品に登場するお料理などを作れるようになれたらいいな、と思っています。

    収録で演じたキャラクターは、結構自分に近いものでしたので、無理なく演じることができました。むしろ、いつもの収録より自分らしくいられたかもしれません。同期のひかるは、ちょっと危なっかしいというキャラクター設定でしたが、彼女らしい魅力が十分に引き出されていたのではないでしょうか。普段はもうちょっとちゃんとできる人だと思いますけど(笑)。やっぱり、同期との仕事は楽しいですね。

    宝塚歌劇の作品に登場するお料理って「こんなにあるんだと」と驚きました。食事のシーンが出てくると、それだけで心がほっこりしますね。これからは、舞台を見る際に、食事のシーンが登場人物たちにどんな効果をもたらしているかに注目していきたいです。

    この番組を先にご覧になって、そのお料理に因んだ作品を見返されたり、舞台をご覧になる時にどんなお料理が出てくるのかにご注目下さったりと、また違った舞台のお楽しみになり方のきっかけになれたら嬉しく思います。私にとっても新しいチャレンジでしたので、そこにもお目を留めていただければと思います。

  • 優ひかる 優 ひかるYu Hikaru
  • 同期と一緒でしたので、自分らしく、楽しく務めさせていただきました。自分自身についてお話をするということは何度かありましたが、芝居仕立てでの収録という形は初めてでしたので、最初は少し緊張しました。でも、普段からよく話している輝月と芝居の掛け合いをしているうちに、緊張感が次第に解けていきました。 普段のお料理は、レシピを調べても、目分量で進めてしまいます。でも、大抵は完成するんですよ(笑)。結構何でも作る方で、最近はバターチキンカレーに挑戦しました。多く作りすぎると同期に振る舞うこともありますが、みんなちゃんと美味しいと言ってくれます(笑)。 今回の収録では、きちんと分量を量ったり、仕上げにスープに花を添えるなど見映えにも気を遣ったりと、自分だけで作るお料理とは違い新鮮でした。そして、最後は素敵なスープが完成したので、感動しました。

    宝塚歌劇の作品は、世界各国のいろんな国を舞台にしているので、お料理や食文化のことなども役作りの上で調べますが、「フードの観点から作品の魅力に迫る」ことはこれまでにない経験で、今後、舞台に立つ時の役作りにも役立つことと思います。それに、以前出演したことがある作品も、新しい視点で改めて見返してみたいと思いました。

    まゆぽん(輝月)は、普段からもちろん頼りになりますし、今回も「しっかりしている」キャラクター設定だったのですが、実は意外と抜けているところもあるんです(笑)。以前、上級生の方々と旅行に行った時、駅の改札口で待ち合わせをしたところ、改札に入ろうとしたまゆぽんが「(電車の)チケット忘れた〜」と(笑)。 そんな同期とのお仕事は、やっぱりとても楽しかったです!

    宝塚歌劇は、舞台を通して世界各国の歴史や文化に加え、多彩なお料理も学ぶことができますので、学生の方々にもご覧いただきたいと思います。舞台上では小道具さんがスープなどの食事をとてもリアルに作って下さっているのですが、客席からは、それがあまり見えないのが残念だなと感じていましたので、これからはそのような点にも注目して舞台をご覧いただければと思います。 新しい目線で舞台の魅力を堪能できる新番組が登場して、その番組に出演できたことも含め、非常に嬉しく思います。ぜひ、皆さまにもお楽しみいただきたいですね。

Recipe
Pumpkin Potage 秋野菜のポタージュ
材 料
カボチャ 100g(皮を取リ除いたもの)
サツマイモ 100g(皮をむいたもの)
玉ネギ 50g
ベーコン 30g
バター 20g
ブイヨン 500g(水500mlと固形ブイヨン一個でも可 (固形ブイヨン 5.3g/個)
塩 こしょう適量
カレー粉少々
牛乳 100ml
生クリーム 50g
飾り用 クルトン(フランスパン) 生クリーム スミレなどの食用花
レシピ
  • 1

    カボチャ サツマイモ 玉ネギはスライスする。 ベーコンは千切りにする。

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  • 2

    お鍋に、バター 玉ネギを入れて火にかけ 一つまみの塩を加えてしんなりなるまで炒める(焦がさない)写真@ カボチャ サツマイモ ベーコンを加えさらに、バターがなじむまで炒める。写真A

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  • 3

    ブイヨンを加え、強火にして沸かし、アクを取る。写真B カレー粉を加え、沸騰が続く火加減にして、野菜が柔らかくなるまで煮込む。

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  • 4

    柔らかくなればミキサー 又はブレンダーにかける。(なめらかな方が良ければ、裏ごしすると良い)

仕上げ
  • 1

    お鍋に戻し、牛乳を入れて沸かし、生クリームを入れて味をととのる。

  • 2

    器に盛りつけ、上に生クリームをスプーンで少したらし、クルトン お花を飾る。

  • 完成
  • 素材の味を活かしたスープは、もちろんこのままでも美味ですが、ちょっとひと工夫。
    サイコロ状に切ったフランスパンを軽く焼いてクルトンの代わりに散らすと、食べ応えのある一皿になります。
    シンプルな一皿だからこそ、小さな工夫が光ります。