すみれの国の華麗なる食卓

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すみれの国の華麗なる食卓
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Introductionイントロダクション

歴史上、伝説上の絶世の美女たちも、宝塚歌劇の舞台に何度も登場しました。
楊貴妃、クレオパトラ、エリザベート・・・
彼女たちは美を維持するために腐心し、「食」もそのための重要な手段でした。
現代女性にとっても美の追求は永遠のテーマであり、食ともまた切っても切れない関係にあります。
宝塚歌劇を語る上で欠かせない「美」を、フードの観点から読み解きます。

出演者
  • 矢吹世奈

    〈花組〉

    矢吹世奈Sena Yabuki

    出身地:兵庫県西宮市
    初舞台:2011年4月『めぐり会いは再び』
    ニックネーム:まさ、せな

  • 紅羽真希

    〈花組〉

    紅羽真希Maki Kureha

    出身地:福岡県福岡市
    初舞台:2011年4月『めぐり会いは再び』
    ニックネーム:まいこつ

料理監修
フードソムリエ http://www.food-sommelier.jp/
尾関由美 http://www.food-sommelier.jp/profile/102954.html
取材協力
「糀屋雨風」 http://www.amekaze-sakai.com/

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    お料理の腕前も最下級生!

    今回のペアは、これまでの出演者の中で一番の下級生で、お料理の腕前も最下級生らしさ全開でした。 材料の切り方や素材の混ぜ方、火のつけ方に至るまで「次はどうしたらいいんだ?!」とてんてこ舞い! 慣れないお料理に奮闘する二人を、動画で見守ってあげて下さい!

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    玉ねぎのみじん切り

    玉ねぎのみじん切りを担当した紅羽。お約束通り、目が痛いと涙がポロポロ…。 でも、次にチャレンジした矢吹は「そうでもない?」。 実は、矢吹はコンタクトレンズ着用、紅羽は裸眼だったんです。目が良すぎるのも、考え物?!

出演者の感想

  • 矢吹世奈 矢吹世奈Yabuki Sena
  • 食べることは大好きですが、お料理はほとんどしたことがありません。しかし、美容も健康も、自分が口にするものから作られるのだと日々感じていましたので、今回「美容と食の関係」というテーマでお仕事ができたのは、とてもよかったと思います。この番組を機にお料理に目覚めないかなと、ワクワクしています(笑)。 調理の過程で、玉ねぎをみじん切りにする時は端まで切らないようにするとか、煮込み具合を見てベストなタイミングで調味料を入れるなどのひと工夫が、初心者には難しく感じました。今回は先生が付きっきりでご指示くださったので何とか完成させることができましたが、一人ではまだ自信がありません(笑)。 また、塩麹に漬けたお肉を冷蔵庫で休ませたり、その後30分程煮込んだりと、お料理には時間が掛かるということも学びました。今の自分には、お稽古や公演で忙しくてじっくりお料理に取り組む時間がありませんが、いつか何もすることがないお休みの日があれば、ぜひ挑戦してみたいですね。 一人でお料理ができるようになったら、おでんや茶碗蒸しを作ってみたいです。どちらも、外でしか味わえないと思っていたものですが、茶碗蒸しのレシピを見つけた時「家で作っている人がいるんだ!」と感心して、「自分でもチャレンジしてみたい!」と思ったんです。お料理に茶碗蒸しがついていると、なんだか嬉しいですよね(笑)。

    歴史上の美女たちの美容に対する努力ぶりを聞くと、「自分には到底ハチミツパックはできないな…」と感じました。手軽なパックがない時代に、卵やハチミツを使って多大な手間暇をかけてでも美しくなりたいと思う気持ちには感服してしまいます。彼女たちの美意識の高さについては、私も見習わないといけません。人に見られるお仕事をしている以上、中身は当然ですが、やはり外見にも気を遣わなくてはいけないと思っています。最近は、腹筋を鍛える運動に頑張っているほか、毎日鏡で自分の全身をチェックすることも忘れていません。

    まいこつ(紅羽)は、普段はすごくおっとりしているのですが、今回の収録では‘博識な人’という役どころを頑張って演じていましたね。まいこつとは、初舞台を踏んで以来、組回りも組配属もずっと一緒なんです。下級生の頃は、二人でお仕事ができるなんて想像もつきませんでしたが、時を経て大人になった私たちが(笑)、こうして二人で番組に出演することになり、とても嬉しいです。

    二人とも、お料理の腕は全くの素人でしたが、ラグー・ナポレターナも杏仁豆腐も美味しく作ることができましたので、普段あまりお料理をしないという方も勇気を出して挑戦してみてほしいです。また、私たち二人がユルい雰囲気の中でお料理を楽しむ姿も、ぜひご覧くださいね!

  • 紅羽真希 紅羽真希Kureha Maki
  • 番組でお料理に挑戦すると聞いた時は、「私にできるのかな…」と不安になりました。しかし収録では、先生に教わりながら調理が着々と進み、お味の方もとても美味しいものが完成しましたので、楽しい思い出となりました。調理過程では、玉ねぎとニンニクのみじん切りが一番難しかったです。先生が正しいみじん切りの仕方を教えてくださり、その通りに実践してみたところ、「いつの間にかみじん切りができていた!」と感動しました(笑)。今後、みじん切りをする時には、今回教えていただいたコツを活かしたいと思います。 私は視力がとても良く、普段から裸眼で過ごしています。しかし、玉ねぎを切る際には、却ってそのことが弱点になるとは思いもしませんでした(笑)。 最近はお味噌汁や煮つけなど、和食が美味しく感じられるようになりました。また、東京公演中など、寮での生活が長くなると、母の手料理が恋しくなったりしますね。しかし、和食は繊細な味付けが必要なイメージがあり、今の自分が挑戦するにはハードルが高いように感じます。食べることが本当に大好きなので、いつか美味しい和食を作れるようになりたいです!

    ちょっとお腹が空いた時でも、お菓子よりはご飯を食べるようにしています。お菓子もたまには食べることもありますが(笑)、なるべく控えています。ダンスや芝居で体を動かす力は、きちんした食事を摂ることで身に付きます。野菜、お肉、そしてご飯と、きちんとバランスよく食べることが大切だと日々感じています。

    今回の番組でご紹介した歴史上の美女たちも、美しくなるための努力をたゆまずずっと継続していますよね。美は、気が向いた時だけ頑張っても、決して手に入るものではないと思います。私は今、美容のために特に何かをしているわけではありませんが、これから何かを始めるなら、毎日継続することを心掛けたいと思います。

    矢吹とのコンビは、二人ともいつもと違うキャラクター設定になっていましたので、何か変な感じがしましたが(笑)、とても楽しかったです! 矢吹は、料理だけではなく、何事にも思い切りがいい人です。私がのんびり構えているタイプですので、それに対してツッコミを入れてくれたりして、頼りがいのある人です。 同期二人だけで番組に出演するのが初めてで、オフに近い私たちの姿をお目に掛ける機会がこれまでありませんでした。ですので、舞台での私たちしかご覧になったことがない視聴者の皆様が、「普段の二人ってこんな感じなのかな?」と想像されながら番組をご覧くだされば、とても嬉しいです!

Recipe
塩麹豚のラグー・ナポレターナ 杏仁豆腐
材 料
  • 塩麹豚のラグー・ナポレターナ

    豚肩ロース(塊肉)400g
    塩麹(漬け込み用)大さじ1
    オリーブオイル適量
    玉ねぎ小1個
    にんにく1片
    白ワイン大さじ2
    粗ごしトマト300ml
    200ml
    ローリエ(あれば)1枚
    バジル2〜3枝
    塩麹大さじ3
    ズッキーニ1本
    なす1本

    ※粗ごしトマトの代わりにトマト缶をブレンダーにかけてもOK。フレッシュトマトの場合は、湯むきしてカットしてください。(500g位)
    ※塩麹は、種類によって味が変わるので、適宜調整してください。

  • 杏仁豆腐

    甘酒(濃縮タイプ)100g
    豆乳200ml
    杏仁霜20g
    100ml
    板ゼラチン5g
    生クリーム50ml
    ライチ4〜8個
    クコの実8〜12粒
    季節のフルーツ適宜
レシピ
塩麹豚のラグー・ナポレターナ
  • 1

    豚肩ロース肉は半分にカットし、塩麹を表面になじませ30分程漬けておく。

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  • 2

    玉ねぎは粗みじん切り、にんにくはみじん切りにする。

  • 3

    フライパンにオリーブオイルを入れ熱し、(1)の肉の表面に焼き色をつける。

    ポイント

    塩麹を塗ると焦げやすくなるので、火加減に注意!

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  • 4

    肉が焼けたら取り出し、余分な油を捨てる。 オリーブオイルとにんにくを入れ弱火で香りを出し、玉ねぎを加えて炒める。 しんなりしたところに白ワインを加えアルコール分を飛ばし、粗ごしトマト、水を加えて沸かす。 肉を戻し、塩麹、ローリエ、バジル1枝を入れて蓋をし、肉が柔らかくなるまで、20〜30分程煮込む。 時々混ぜて様子を見ながら、水分がなくなれば水を足す。

  • 5

    ズッキーニとなすは縞模様に皮をむき、2p幅にカットする。なすは水につけあく抜きをする。 フライパンにオリーブオイルを入れ熱し、表面に焼き色をつける。(4)の肉の鍋に加え味を調える。

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  • 6

    豚肉はスライスし器にのせ、野菜、ソースを盛りつける。上にバジルを飾る。

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杏仁豆腐
  • 1

    板ゼラチンはたっぷりの冷たい水で戻す。クコの実も水で戻す。

  • 2

    甘酒と豆乳は合わせておく。

    ポイント

    甘酒が粒上のタイプの時は、豆乳と一緒にミキサーなどにかけ滑らかにしておく

  • 3

    小鍋に、水・杏仁霜を入れてよく溶かし、ゴムべら等でよく混ぜながら弱火に掛け、とろみがつくまで沸かす。(1)のゼラチンを加え、火を止めよく溶かす。

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  • 4

    (2)に(3)を混ぜ合わせる。ボールに濾し、生クリームを加えて混ぜる。器に入れ、冷蔵庫で約2〜3時間冷やし固める。

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  • 5

    ライチ、水で戻したクコの実、季節のフルーツを飾って完成。

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  • 完成
  • 「ラグー・ナポレターナ」は、イタリア料理らしく1つの鍋でできる手軽な料理です。
    お肉はメインとしていただき、残ったソースはパスタと和えて・・・、と一度に二品作ることもできます。 ご自宅でパーティーなどを開かれる際に、ピッタリなお料理ですよ!