すみれの国の華麗なる食卓

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すみれの国の華麗なる食卓
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Introductionイントロダクション

オーストリア皇女でありながら、飽くなき美への追及を終生止めなかったエリザベート。
細いウエストを維持する為に、人との食事を極端に拒んだことでも知られています。
そんな彼女のために、宮廷料理人は非常に苦心して様々なメニューを考案したそうです。
ですが、エリザベートも甘いものには目がなく、現在でもウィーン市内には彼女が愛したという菓子店が営業を続けています。
孤独な皇女の細い生をつないだウィーンのスイーツの魅力に迫ります。

出演者
  • 風馬 翔

    〈宙組〉

    風馬 翔Kakeru Fuma

    出身地:京都府長岡京市
    初舞台:2008年3月『ME AND MY GIRL』
    ニックネーム:かける、あんな

  • 春瀬 央季

    〈宙組〉

    春瀬 央季Oki Haruse

    出身地:東京都練馬区
    初舞台:2008年3月『ME AND MY GIRL』
    ニックネーム:かなこ

料理監修:Les Cadeaux Sinceres 畑中千弘(http://www.les-cadeaux-sinceres.com/
アシスタント:西香名恵
スタジオ:江戸堀チューボールーム(http://chubo-room.com/

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    番組内では、風馬がメイド姿を披露しています。

    台本を最初に読んだ風馬が、「是非こんなことをやりたい!」と自ら台本を書き、出演中の『エリザベート-愛と死の輪舞-』に因んだお芝居を披露しました。 気合の入った同期の扮装に、春瀬もどこか自慢気にこちらの顔です。

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    エプロンを美しく結ぶのも、なかなか難しいところ。

    春瀬は、過去にタブリエ(エプロン) を付ける役柄が続いたせいか慣れていたようですが、風馬は少し苦戦… そこで春瀬は、風馬のタブリエの紐を結んであげていました。麗しい同期愛です。

出演者の感想

  • 風馬 翔 風馬 翔Kakeru Fuma
  • 食べるの大好き、お菓子も大好きなので、スイーツ作りをとても楽しみにしていました。でも、実際に挑戦してみると結構難しかったです。調理しながらコメントしなければならなかったり、話しているうちに時間が経って生地がうまく膨らまなかったり…、そんな中で、視聴者の方に一緒にお楽しみいただくにはどうすればいいんだろうって、ずっと考えました。そして、出来上がりは…!? とても美味しいものになりました。本場のザッハトルテも食べたことがありますが、それより美味しかったかもしれません(笑)。

    普段、お料理はあまりしません。昔はクッキーなどお菓子を作ったりしたこともありましたが…。でも、最近はアボカドにハマっていて、アボカドを切る時だけは包丁を持ちます(笑)。

    エリザベートがスイーツ好きだったとは知りませんでした。作品の中でのエリザベートは、食事は卵3個にオレンジ2つだけとか、あまり食事をしないイメージだったので、お菓子ばかり食べていたというのはとても意外でした。ウィーンに行ったことはありませんが、番組を通してウィーンの世界観を感じることができました。ザッハトルテの味もお洒落で、「こういうものを食べていたんだ…」と、エリザベートが生きた時代に思いを馳せ、収録を楽しみました。

    春瀬とのコンビは、とても楽しかったです。台本では調理過程をすべて任される役回りだったので、実際にやってみると、横で(春瀬の)チェックの目が厳しくて、手に汗を握りました(笑)。でも、ちゃんと美味しく作ることができてよかったです。春瀬とは、一緒に食事をしたり、お買い物に行ったり、下級生の頃から本当に仲がいいんです。かける(風馬)とかなこ(春瀬)の“かけかなコンビ”の遣り取りをお楽しみくださればと思います。

    男役二人がスイーツを作るということはなかなかないと思いますので、私たちの「料理男子」ぶりを、ぜひご覧くださればと思います。

  • 春瀬 央季 春瀬 央季Oki Haruse
  • 番組の第1回を飾るということで緊張しましたが、相手が同期の風馬だったので、リラックスしながら収録に臨むことができました。公演中の『エリザベート』の雰囲気を醸しながら、美味しいザッハトルテが出来上がったのではと思います。

    調理で難しかったのは、やっぱり生地作りです。メレンゲは時間が経つにつれて形が崩れていくので、基本はメレンゲ、泡立て方が大切なんだと思いました。台本では、私は「自分に酔いしれる」というキャラクター設定で、あまり調理過程には関わらない役回りでした。もちろん、普段は番組でお見せしたようなキャラクターではありませんが、食にこだわりがある部分は少し似ていたかもしれません。

    普段から料理は結構するほうです。お料理が好きというのではなく、美味しいものを食べたくて、自分好みの味に作って愉しむ、という感じです。風馬にもよく手料理を振る舞いましたが、彼女は関西出身、私は関東出身なので、最初は味覚が合いませんでした。でも、私が作ったものを食べているうちに、すっかり私の味付けに慣れてしまったようです。味覚ジャックしました(笑)。

    風馬とは気心が知れているので、とてもやりやすかったです。私は、お鍋を囲む時などは、あまり人に触らせずに自分で仕切ってしまうタイプなんです。風馬がやっていると、つい「貸して!」と言いたくなってしまいます(笑)。でも今回は、それぞれに作る担当がありましたので、風馬の出番の時は、手は出さないけれど、温かくも厳しく見守っていました(笑)。

    公演に因んでエリザベートのことをいろいろ調べてみるまで、エリザベートがスイーツ好きだったことは知りませんでした。ご紹介する作品に登場する人物の、作中には描かれない意外な一面を見ることができるのが、非常に面白いんじゃないかなと思います。また、男役二人が料理をするというコンセプトは、お客様にもお喜びいただけるのではないかと思っています。料理する姿なんて、普段は絶対お見せできない部分だと思いますので。最後に、“かけかなコンビ”は、息もピッタリだと思いますので、ご注目くだされば嬉しいです!

Recipe
Sacher torte ザッハートルテ レシピ(12cmケーキ型)
材 料
  • ザッハマッセ(生地)

    バター50g
    粉糖30g
    卵黄2個
    チョコレート50g
    卵白2個
    グラニュー糖20g
    薄力粉50g
  • ガナッシュ

    生クリーム80g
    チョコレート80g
    ラム酒少々

    コーティングチョコレート

    コーティングチョコレート500g
    クーベルチュールチョコレート80g
レシピ
ザッハマッセ
  • 1

    ボールにバターを入れクリーム状にし、粉糖を入れなめらかにする。卵黄を一個ずつ加え、続いて溶かしたチョコレートを加え、さらによく混ぜる。

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  • 2

    卵白とグラニュー糖でメレンゲを作る。

    ポイント

    メレンゲはハンドミキサーで泡立てても最後は泡だて器に持ち替え、手で混ぜキメを整えましょう。

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  • 3

    ふるっておいた薄力粉と2のメレンゲを交互に1に加え混ぜていく。

  • 4

    綺麗に混ざれば180度で約25分焼く。

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ガナッシュ
  • 1

    チョコレートを細かく刻んでボールに入れておき、温めた生クリームを一気に加え混ぜる。

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  • 2

    つややかになれば、ラム酒を加えてさらに混ぜ、生地に塗っていきます。

    ポイント

    本場では使わないガナッシュ。オリジナルレシピで美味しさアップ!ガナッシュは塗りやすい固さになるまで待ちましょう!

コーティングチョコレート
  • 1

    2種類のチョコレートを合わせてボールに入れ、湯煎にかけて溶かす。

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仕上げ
  • 1

    焼き上がったザッハ生地を2枚に切り、切り口にアプリコットジャムをぬってもう1枚のザッハ生地を重ねる。

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  • 2

    全体をガナッシュで覆い、コーティングチョコレートを回しかけ美しく仕上げる。

    ポイント

    コーティングは思い切りが大事! 生地を手に乗せて一気に仕上げましょう!

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  • 3

    ラストに、仕上げのあしらい(すみれの砂糖漬けやチョコレートメタルを乗せ)をのせる。

  • 完成
  • 今回、仕上げにはウィーン菓子の名店「デメル」のすみれの砂糖漬けをのせました。
    すみれの砂糖漬けは、紅茶やミルク、シャンパンなどに入れて楽しむのもおススメです!
    すみれ色に染まった上品な飲み物に変身!
    エリザベート気分を味わうことが出来ます。