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![]() ![]() 2週間のご無沙汰でした。M・Kです。7月から新装開店なりました、私のレポート。月に2回、スカイ・ステージの番組をモニターし、見どころ、聞きどころをお送りいたします。スカイ・ステージをすでにご覧になっている方にも、入ろうかどうかと迷っている方にも、番組のおもしろさ、ツボを知っていただけるよう、あくまでもファンの立場から、ご報告したいと思います。 第2回目は、まず、8月放送予定の初風緑コンサート「愛・舞・魅」と、新番組「すみれクッキング」第1回をご紹介しましょう。
初風緑コンサート「愛・舞・魅」は、今年2002年4月に、まず東京のアートスフィア、5月には、宝塚バウホールで行われたコンサート。そのコンサートの模様が、早くもスカイ・ステージで放送されるのです。もちろんテレビ初登場で、ビデオも発売されていませんから、これはぜひ、要チェック! 実はこのコンサート、私はアートスフィアで実際に見ているのですが、なんといってもびっくりしたのは、まず出演者が初風緑一人だったこと。ディナーショーなどでは、ほとんどの場合、下級生がコーラスに入ったり、ダンスの相手をつとめたりするのですが、それがなし! 彼女は、一人で、約2時間のコンサートをやりきったのです。それで、歌いまくり、踊りまくり、そして和太鼓や剣舞まで披露してしまったのですから、これはすごかった。これも、彼女の圧倒的な歌唱力と存在感、そしてなによりガッツがあったから可能だったことでしょう。 とくに歌唱力に関しては、前から実力のある人だと思っていましたが、宝塚の名曲から、プレスリー、ジャズ、アニメの主題歌まで、迫力のある低音からソフトな高音まで、多彩な声を駆使して聞かせ、堪能させてくれました。なにより声の幅が広く、表現力が抜群なのに今さらながらですが、納得、感心しました。
そうはいっても、一人の場合、実際に困るのが、場面転換や衣装替えなどの間をどうするか。そこで今回、外部の男性ダンサーが4人登場し、バックダンサーから装置の転換までお手伝い。彼らはプロではないそうですが、女性だけの劇団でのお稽古、それなりの苦労もあったと推察されます。 それはともかく、もう一つの見どころは、構成はもちろん、衣裳やカツラ、小道具に至るまで、初風センス爆発だったこと。衣裳やカツラに関して言えば、デザイン、セレクトはもちろん、第1幕「愛(過去)」の、和洋折衷的な花魁などの衣裳や、歌舞伎の獅子を思わせるカツラなどは、彼女自身の手作りだとか。第2幕「舞(現在)」で着た黒のスーツに描かれた「愛」「舞」「魅」の文字も、彼女の手書きなのです。 圧巻は第3幕「魅(未来)」で、時間的にも一番長かったのですが、まず、黄金のリング状の装置(『歌劇』誌の、演出の藤井大介先生の言葉によると、月のブランコだとか)にのり、天井から登場して、驚かせてくれました。そして、次のトランスジェンダー的な、透けた衣裳に赤い髪のカツラが、なかなかセクシー。宝塚メドレーでは「セ・マニフィーク」、「アマールアマール」や「シナーマン」などの13曲を迫力満点に披露。これを見ていてつくづくと思ったのですが、彼女には、真帆志ぶきさんとか汀夏子さんとかの、昔のタカラヅカのスター的なにおいがありますね。そんな「濃い」魅力が初風緑の魅力なのだと、納得しました。この魅力は、今、貴重です。 この3幕では、初舞台時の映像も披露。ラインダンスの映像に「ここです!」と大きな手が出てきて指さしたのは、爆笑ものでした。お稽古風景や、マスクを手作りしたり生地に文字を書くシーンなどのメーキング映像も披露され、手作り感覚にあふれた、楽しい舞台でしたから、みなさんもぜひご覧になってください。 8月からの新番組「すみれクッキング」は、現役のタカラジェンヌが、プロの料理人に料理を習うという企画。 第1回目は、星組の若手娘役、琴まりえが、宝塚ホテルの松井シェフにアドバイスを受けながら、ポテトとアボカド、かにを使った、マヨネーズ風味の前菜づくりに挑戦します。トマトをくりぬいたカップに詰め、冷やし固めて切り分け、ハーブなどと一緒に盛りつけます。星組にちなみ、星形に5つ盛りつけ、色鮮やかなソースを流し、お皿の縁にキラキラと星形のパウダーを散らすのがミソでした。(この料理は、実際に宝塚ホテルで食べることができるそうです。)
トマトの皮の湯むき、くりぬき、ポテトのゆで方、アボカドの種の取り方、皮のむき方などに、ていねいな指導を受けながら、琴が挑戦。「お料理は大好き」と言う彼女ですが、果たしてその出来ばえは・・・見てのお楽しみ。 実は私、料理の本や番組の仕事も経験しているのですが、スカイ・ステージで料理番組を作るのなら、ホテルのシェフの、いかにもプロっぽい料理だけでなく、もっとお総菜風の、家庭料理なども見てみたいですね。 あるいは、タカラジェンヌ自身の自慢料理を披露する番組はどうでしょうか。昔、『歌劇』の、確か花組・三矢直生の「絵と文」の片隅に「男役の料理講座」という手書きのコラムが載っていましたが、それがなかなか面白くて、今でも覚えているくらいです。そんなノリの番組も作っていただけたらおもしろいと思います。制作するスタッフの方は、大変でしょうけど……。 さて次回の「すみれクッキング」には、誰が登場するのでしょうか。これも、楽しみです。
梅雨が明け、一気に夏がやってきました。原稿を書くためにパソコンに向かっていると、汗が噴き出して、エアコンがあまり好きでない私には苦手な季節です。 しかし、そんな熱い季節にも、宝塚の生徒、スタッフは、公演に、お稽古に、力一杯がんばっているのですね。スカイ・ステージのスタッフも、より楽しい番組を作るため、夜もなく昼もなく制作に励む毎日とか。室内で作業している私が泣き言を言っている場合ではありません。 さて次回のアップは、8月7日(水)の予定。どんな番組を紹介できるか、私自身も楽しみです。みなさんもお楽しみにお待ちください。M・Kでした。 |
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■カウントダウン特集バックナンバー(2001年4月17日〜2001年7月1日) |
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