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![]() ![]() 毎回、天候の話題ばかりで恐縮ですが、今年の夏は本当に暑いですね。しかも、長い! 例年、お盆が明けると朝夕は涼しくなり、秋めいてくるものなのに、今年はなんなんでしょう! そろそろ体力も限界のような気がする、今日この頃です……というわけで、暑い日中の外出は仕事と観劇以外はなるべく避け、お部屋でスカイ・ステージな毎日です。 スカイ・ステージの番組をモニターしてレポートするこのコラム、すでにスカイ・ステージを見ている人には番組選びの参考に、まだ加入を迷っている人には、スカイ・ステージの魅力を少しでも伝えられたらと思っています。
さて、2週間ぶりの今週はまず、8月放送のスカイ・ステージ・トーク「久遠麻耶・朝澄けい・真飛聖」。8月分といってもこの番組、放送は月の後半が中心なので、今から何回もリピートあり。ぜひチェックしてみてください。 タカラジェンヌの素顔の魅力がいっぱいのこの番組。毎回どんな組合せのメンバーなのか楽しみですね。今回は、宙組の久遠麻耶と星組の朝澄けい・真飛聖。久遠が98年、宙組創設で組替えになるまでは、全員が星組で、下級生時代の何年かを共有しています。久遠と朝澄は94年初舞台の同期、真飛は一期下で95年初舞台ですから、共通の思い出がいっぱい。 今回の収録場所は、先日2003年3月の閉鎖が発表された宝塚ファミリーランド。戸外の開放的な雰囲気で、散歩したりベンチで休んだりしながら、リラックストークが繰り広げられます。園内の光景もたっぷりで、3人がメリーゴーランドに乗るシーンもありますよ。 ファミリーランドといえば、朝澄は音楽学校の予科時代、数名で茶道の授業を抜け出しジェットコースターに乗ったところ、ちょうど教室の窓のところに接近。先生にみつかってしまったことがあるとか。優雅な貴公子といった舞台のイメージとはひと味違う、お茶目で明るい素顔がわかるエピソードです。 さて今回のテーマは、「ベルサイユのばら」を語る……組こそ違え、3人とも、昨年の「ベルサイユのばら2001」に出演しているのです。 久遠は宙組版で、朝澄は星組版で、ともにプロローグの小公子を演じました。映像が流れますが、目玉はやはりイベント「ベルサイユのばら メモランダム」でしょう。なんと久遠と朝澄、二人の小公子が並んで登場。同じ白の衣裳に白タイツ、同じ金髪のマッシュルームカット、当時研8とはとても思えない(笑)かわいらしさ。2001年9月1日、大劇場で1日だけ行われたこのイベント、見た人はごく少数のはず。 真飛は本公演ではアラン、そして新人公演ではオスカルを演じ、対照的な役柄だけに苦労もありました。でも「女として生まれ、男として育てられた」オスカルはとても興味深い役柄だったとか。 久遠は「ベルサイユのばら」を見てタカラヅカにはまりました。しかし生ではなくビデオで。朝澄はテレビアニメからと、彼女たちの年代は「ベルサイユのばら」の舞台を生ではあまり見ていないのですね。初演から約30年、再演からでも15年近くたっているのですから、無理もありません。しかしいざ上演となれば真面目なタカラジェンヌたち、原作を読み、ビデオを見、一心に研究して作品に取り組みます。こうして伝統は継承されていく、そんな感慨が浮かびました。 役について(真飛「みんな信念を貫く」、久遠「ハートが熱い」)、やってみたい役(朝澄は「アントワネットの衣裳が着たい」)などいろいろ興味深い話が飛び出しましたが、その辺はぜひ放送で。久遠の退団が11月に決まっているだけに、3人揃っての久しぶりのおしゃべりは、本当に楽しそうでした。
そして番組の最後に別撮りで、その久遠の退団にあたってのメッセージが。「みなさんのあたたかい応援、あたたかいお心のおかげで、私は毎日楽しく舞台に立てていたと思います。最後まで笑顔を見ていただけるように、悔いの残らぬように、精いっぱいがんばりたいと思います……」。ちょっと涙ぐみながら話す久遠の姿に、こちらもしんみりしてしまいました。 さて、もう一本。これは9月放送の新人公演ステージトーク、星組の「涼紫央・琴まりえ」を紹介しましょう。宝塚大劇場で02年5月7日に行われた「プラハの春」新人公演の直後に行われた、宝塚友の会会員限定のトークショーを収録したものです。 今回が新人公演初主役となった涼。しかも最上級生で、みんなを束ねる「長」の立場でもありました。終演後の挨拶の中で、「はじめての長で、初主役……末っ子でいつも甘えでばかりの自分にとって貴重な体験だった」と語る言葉に実感がこもっています。 しかし、涼といえば演技巧者で、かなりの下級生時代から男役としての「形」がきっちりできていたのが印象的。すごくしっかりした人に違いないと思っていたら、話していくうちにかなりのんびり屋で、おもしろい一面もあることがわかり、これは意外でした。早変わりでタイツをゆっくりはいていたら、本役の香寿たつき担当の衣装部さんに「それじゃ(新人公演で)間に合わない」と言われたとか、本番の最後、白い衣装で琴と二人で銀橋をまわる歩くシーンでは、その前にコートだけ脱ぐはずがジャケットまで脱げてしまったとか、そんなエピソードが飛び出します。
また相手役の琴が、いっそうのんびりした語り口。出身の神戸言葉でゆったり話します。しかし「お稽古場では本番と同じ靴をはこうと思って」、ずっと新人公演用に作った9センチヒールをはいていたといいますから、やはり根性は座っています。「背が低いので高い靴をはかないと」だそうです。 二人とも熱心なファン時代をへてタカラヅカ入りしたタイプで、涼は紫苑ゆうの、琴は高嶺ふぶきのファンでした。だからこそ、「ファンの方々の思いは切にわかります」と語ります。 紫苑ゆうは現在音楽学校の先生で、涼は教え子でもあります。今回の新人公演初主役に関して、その紫苑からのアドバイスが傑作です。「目には星、バックにはばら」……なるほど。 涼の「マイブーム」は、「ヒョウ柄」。ヒョウ柄に包まれていると落ち着くそうで、ソファも、ベッドも、絨毯も、机も、スクリーンも、全部ヒョウ柄。やはりかなりおもしろい人です。琴の「マイブーム」はキャンドルで、家中に置いてあるとか。持参した、いちばんのお気に入りというばらの花入りを見て、涼は「どう見ても梅干しみたい」と笑います。この二人波長が似ていますね。いいコンビです。 役作りの苦心など、興味深い話はつきませんが、あとは番組をお楽しみに。公演の映像もたっぷり見られます。 さて今回は、生徒の素顔にふれることのできる二つの番組を取りあげました。次回は、いよいよ9月。9月4日アップの予定です。どんな番組がご報告できるか、私も楽しみです。みなさまもご期待ください。スタッフのみなさんも、身体に気をつけて、おもしろい、楽しい番組を見せてくださいね。それでは、次回まで、ごきげんよう。M・Kでした。 |
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■カウントダウン特集バックナンバー(2001年4月17日~2001年7月1日) |
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